沖縄は、自然崇拝・先祖崇拝が強い文化なので、それこそ、けして広くない島のそこかしこに聖地・御嶽・パワースポットがある。
今回訪れたのは、そんなパワースポットでもどちらかというとあまりメジャーじゃない場所。
ただし、最近、少しずつ知れ渡り始めて、人気赤丸上昇中的なところらしい。
それが、備瀬のワルミ(ワルミバンタともいう)
備瀬といえば、美ら海水族館からもほど近い、沖縄本島北部の集落。
上の写真のように、フクギという防風林で有名な場所。
ここは歩いても独特の風情がありお勧めだし、水牛車に乗って、ゆっくり集落内を巡るツアーもある。
その備瀬の集落からさらに北へ進んだ、非常にわかりにくい場所にそのパワースポットはある。
一応、ワルミへの入り口にこんな質素な立て看板はあるにはある。
でも、この看板の場所までも、地味でわかりにくい。
で、この入り口というか、ぽっかりあいた森の口へ降り進んでいくと、こんな感じ。
この写真では少し下りた場所から入り口方向を見上げている。
まぁ、沖縄には、こんな森の中に、なんとなく人が行き来するための、獣道のような人道のような、あいまいなルートがたくさんあるので、出歩くときは歩きやすいスニーカーなどがおすすめです。
そしてさらに下りて進んでいくと
足場にだんだん砂が増えてくる・・・
そしてその先、視界が開けると・・・
切り立った岩肌を両側にして、その先にとんでもなく青い海が見えてくる。
ここですでに気分はけっこう高揚してきた(^^;)
そう、ワルミというのは「割れ目」が沖縄風に訛っているんだね。
バンタというのは「崖」のこと。
もう少し進むと・・・
割れ目の真ん中に、唐突に岩がある。
正式名ではないはずだけど、これが「ちんぽ岩」
割れ目にちんぽなので、この岩の右にある、割れ目の岩肌にあるさらに割れた部分と、このちんぽ岩には、お賽銭がたくさん置かれていた。
見るからに、子宝祈願に効きそうな光景だ。
ま、うちは子宝に関係もないので、とにかく波打ち際まで進む。
するとこうなる。
これだとアップすぎてよくわからないか・・・
沖縄の海は、だいたいどこへいったって非常に透明度が高く目を奪われる。
が、ここもなかなか色鮮やかで、神々しい青さ!
実はこの場所、干潮時でないと、ここまでたどり着けない。
この日の干潮が15時だったので、もう陽は西にあり、背後から照らす日差しが、ワルミの崖の影をV字に水面に映し出していた。
もう少し潮がひくと、この波打ち際沿いに歩いて、隣のローカルビーチまで歩いていける。
北中城の「王女の墓」
浜比嘉島の「東の御嶽」
南部の「佐敷城」
そしてこの「ワルミ」・・・・・
沖縄のパワースポットは、霊感やスピリチュアルセンスの無い僕でも、何かを感じられる、非日常で癒やしの空間だと改めて感じ入った次第。