沖縄は、自然崇拝・先祖崇拝が強い文化なので、それこそ、けして広くない島のそこかしこに聖地・御嶽・パワースポットがある。

今回訪れたのは、そんなパワースポットでもどちらかというとあまりメジャーじゃない場所。

ただし、最近、少しずつ知れ渡り始めて、人気赤丸上昇中的なところらしい。

 

それが、備瀬のワルミ(ワルミバンタともいう)

 

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備瀬といえば、美ら海水族館からもほど近い、沖縄本島北部の集落。

上の写真のように、フクギという防風林で有名な場所。

 

ここは歩いても独特の風情がありお勧めだし、水牛車に乗って、ゆっくり集落内を巡るツアーもある。

 

その備瀬の集落からさらに北へ進んだ、非常にわかりにくい場所にそのパワースポットはある。

 

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一応、ワルミへの入り口にこんな質素な立て看板はあるにはある。

でも、この看板の場所までも、地味でわかりにくい。

 

で、この入り口というか、ぽっかりあいた森の口へ降り進んでいくと、こんな感じ。

 

ワルミ2016初35Jweb.jpg

 

この写真では少し下りた場所から入り口方向を見上げている。

まぁ、沖縄には、こんな森の中に、なんとなく人が行き来するための、獣道のような人道のような、あいまいなルートがたくさんあるので、出歩くときは歩きやすいスニーカーなどがおすすめです。

 

そしてさらに下りて進んでいくと

 

 

 

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足場にだんだん砂が増えてくる・・・

そしてその先、視界が開けると・・・

 

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切り立った岩肌を両側にして、その先にとんでもなく青い海が見えてくる。

ここですでに気分はけっこう高揚してきた(^^;)

 

そう、ワルミというのは「割れ目」が沖縄風に訛っているんだね。

バンタというのは「崖」のこと。

 

もう少し進むと・・・

 

ワルミ2016初26Jweb.jpg


 

割れ目の真ん中に、唐突に岩がある。

正式名ではないはずだけど、これが「ちんぽ岩」

 

割れ目にちんぽなので、この岩の右にある、割れ目の岩肌にあるさらに割れた部分と、このちんぽ岩には、お賽銭がたくさん置かれていた。

見るからに、子宝祈願に効きそうな光景だ。

 

ま、うちは子宝に関係もないので、とにかく波打ち際まで進む。

するとこうなる。

 

ワルミ2016初23Jweb.jpg


 

これだとアップすぎてよくわからないか・・・

 

ワルミ2016初10Jweb.jpg

 

沖縄の海は、だいたいどこへいったって非常に透明度が高く目を奪われる。

が、ここもなかなか色鮮やかで、神々しい青さ!

 

実はこの場所、干潮時でないと、ここまでたどり着けない。

この日の干潮が15時だったので、もう陽は西にあり、背後から照らす日差しが、ワルミの崖の影をV字に水面に映し出していた。

 

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もう少し潮がひくと、この波打ち際沿いに歩いて、隣のローカルビーチまで歩いていける。

 

北中城の「王女の墓」

浜比嘉島の「東の御嶽」

南部の「佐敷城」

そしてこの「ワルミ」・・・・・

 

沖縄のパワースポットは、霊感やスピリチュアルセンスの無い僕でも、何かを感じられる、非日常で癒やしの空間だと改めて感じ入った次第。