昨年の6月頃・・・極度のストレスから逃避するため、いろんなことを試してた・・・
ちょうどアマゾンのプライム会員になって、Kindleタブレットを購入したこともあって、お試し読みで「のだめカンタービレ」を読み始めた・・・
そしたら・・・ハマっちゃいまして・・・
高校出て、大学浪人中に、友人が通う音楽学校のポスター描きのバイトをしていた時期があって、その学校や学生の雰囲気や空気感がかなり再現されていて面白くて・・・
更にアメリカでも、ピアノのマスタークラスをとっているかなり親しい友人・・・いや、腐れ縁と言ってもよい奴がいて、この友人が高校時代はラグビーの全日本に選ばれるような、めっちゃ運動神経がいい男。
ところが彼はピアノもやっていたんだね。で、大学院過程のピアノコースもとっていて、その彼の先生の師匠がレオン・フライシャーという、すごい天才と言われたピアニスト。
そんな状況もあって、フライシャーの公開レッスンを聴講しにいったり、レッスンに付き合ったり、夜通し名演ビデオをみながらテクニックやら曲の理解やら、よく話し込んでた・・・そういう感じがものすごくよく再現されていたわけですよ、のだめ。
で、漫画を読み通したら、映画版が観たくなって、そこからドラマ版も完全制覇して、最後はアニメまで制覇。
ところで・・・
のだめ役、上野樹里が毎回熱演していて、演技はまぁいいんですけど・・・実際、彼女ピアノ弾くようだし。ただ見た目が、漫画ののだめの、ある意味棒のような手足、くびれはないけど、細長い感じがまったくないんですよね。
だから演技は上野樹里で、みためがそうだなぁ・・・綾瀬はるかあたりだったら、もっとドラマに自然に没入できるんだけどなぁ・・・上野樹里ののだめ、ちょっと体形・シルエットがイメージ違う・・・まぁどうでもいいけど。
そこでどっぷりストーリーに浸り切り、6月からは毎日3時間はクラッシックばかり聴き込む生活に移行しました。
年末年始も、クラッシックのテレビが多くて、これもまた魅入るし・・・
話がそれた。
で、のだめを、それこそセリフを覚えてしまうくらい読み込んで、テレビも見て、次に・・・
音楽映画に走ることになる・・・アマゾンビデオ+Kindleで。
観たのは、
パガニーニ(洋画。デビッドギャレットが超絶かっこよかった!)
マエストロ(洋画。主演女優と、とにかくチャイコフスキーのバイオリン協奏曲の美しさにやられた)
マエストロ(西田敏行主演で、漫画が原作らしいけど、漫画をまだ読んでいません・・・)
マエストロ(こっちは邦画で観月ありさ主演なんだけど、いまいちだった)
神童(原作からかなり端折りすぎていて、漫画のストーリーの良さが出てなかった)
・・・等々、いろいろ観ました。
そしてまた漫画に戻ってきたのが、神童。
これがまた、なかなかいい雰囲気の漫画でびっくり。
絵も、ストーリーも独特な雰囲気で、これも繰り返し読んだ。
映画より漫画のほうがずっと良い!
そういえば、のだめだけど、これは漫画がベストだけど、漫画を立体的に感じるために映画とドラマとテレビのすべてを観るのがいいですね。
それぞれが補完しあっていて、足りない、わかりにくかった部分をちょっと違うせりふ回しやシーンのアレンジで、理解を深めるのに役立ちます。珍しい例かも。
話しを戻して・・・
次に読み始めたのが「ピアノの森」
これがまた、切なくて、素敵で、きれいで・・・すごく泣けました・・・
心が洗われたようで、ストレスで病んで、加齢とともに鈍ってしまったカラダも心も、ちょっとだけ昔に戻れるような・・・
まぁ、自分のことは置いといて、とにかく美しいストーリーで大好きな漫画になりました。
自分の好きな曲だけでなく、これらの漫画や映画で出てくる曲まで、網羅するもんだから・・・
毎日3時間聴いても足りないわけですよ・・・時間が。
しかも、自分の好きな演奏って実はかなり限られていて・・・好き嫌いがけっこうはっきりしているから・・・そういう演奏にたどり着くまでいろんな人の演奏を聴き比べないといけないし。
そんなことを半年以上続けてきて、やっと今はかなり自分好みの演奏者と曲をえりすぐったプレイリストができつつあります。それを朝夕の通勤や、それ以外の、自宅でPC操作している間とかも、ずっと聴き込んでいるわけです。
やっぱ、クラッシックはいいわ・・・
といいつつ、1/10ほどの時間は、70-80年代のハードロックなどに合わせて、ギターやベース弾いてみたり。
とにかく、久しぶりに具体的な方向性を伴って音楽に入り込めるようになってきたおかげで、ストレスからの逃避が少し改善されているようです♬