趣味で再開した音楽。といっても、作詞作曲するとか、どこぞでライブやるとか、そういうクリエイティブ&アクティブなものじゃないです。一人で、好きな曲をカヴァーするだけ。その際、市販品や企業が用意したオケ(カラオケ)は使わず、オケから自分で演奏&PCを使って電子的に各楽器の音を作り組み合わせて演奏データ(オケ)を作る。でもって、歌い、ハモる。それを音楽SNSと、動画も作ってYoutubeに投稿する、という遊びです。

 

整理すると

1.好きな曲があり、歌ってみたい。または弾いてみたい。

2.曲が決まったら、演奏練習またはPCでオケを作る

  → カラオケへ行けば、カラオケデータをCDにコピーする

    サービスもある。

    しかしこれだと例えお金を払って買ったデータでも、

    それを音楽SNSやYoutubeへ公開する「二次利用」は

    禁止されてる。

    よって、オケから自分で準備するしかないのだ。

  → ギターとベースは、たいがい自分で弾く。

    簡単なアレンジならキーボードも自分で弾く(PCに打ち込む

    より楽だから)

3.オケができたら、自分で歌い、必要に応じてコーラスパートも歌う。

4.楽曲データができたら、それに合わせた動画データを制作する。

  → ほとんどのDTMやってるアマチュアは、著作権フリー素材を

    ネットで探してきてそれらを構成して動画にしている。

  → 自分の場合は、自分で撮影した写真、描いたイラスト(書き

    下ろしもある)、自分の演奏動画で構成してる。

    曲がほぼカヴァー専門なので、せめて動画はオリジナル素材で

    やろうという、単なるこだわり(意地)

5.動画データができたらMP4形式にしてYoutubeへ公開。

  それと同時に、Youtubeのリンク情報を含めて、音楽SNSにMP3音源

  を公開する。

  → 音楽SNSだけなら、面倒くさい動画制作をはしょれるが、音楽SNS

    サイトという存在自体が脆弱で、いつ閉鎖されるかわからない。

    また、Youtubeの方が圧倒的に視聴者の分母が大きく、つぶれる

   (閉鎖される)リスクがとても小さいと思われるので、

    徐々にYoutubeを僕のメインの投稿先に移行している最中。

 

とまぁ、こんな話し興味のない人にはチンプンカンプンだし、興味のある人なら、わかりきったことより、使用している機材や手順やコツなどはよ書け!ってなると思う。なので、ざっくり今の音楽制作環境について、自分の記録ってことも含めて書いておこうと思う。

 

【制作手順と使用機材】

 

1.選曲と下準備:

まずやりたい曲が決まったら、その楽曲データをDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)というPCソフトに取り込んで、制作データファイルの中に貼る。

 

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2.テンポ設定とMIDI打ち込み(オケデータ作成):

テクノ系とか、ドラムマシンなどを使っている楽曲はテンポが一定なので楽だが、大概の曲は、ドラムスや指揮者のテンポ自体が一定じゃない。自然に揺れるブレだけでなく、意図的なテンポチェンジも多い。上の写真では、上から2段目、ところどころ数字が見える白い折れ線がテンポマップ。この曲はとてもシンプルなJ-POPですけど、これだけ原曲はリズムが揺れているんですね。これがクラッシックやミュージカルになると、テンポ45-220なんてとんでもない範囲で動きます。だから指揮者が必要なんですよね。

で、耳コピーしやすいように、元の楽曲データに併せて、DAW側のテンポを合わせる。書くと簡単だけど、原曲の音を聴きながら、一拍ごとのテンポスピードをDAW側に手で落とし込んでいって、1曲分、全小節の拍数・拍子・小節割りをする。

 

楽譜があれば、楽譜からDAWで打ち込み(音程と音の早さ、長さ、和音などのデータを1音ずつ入力する)する人も多い。特にクラッシック畑の人は譜面も読めるし、そもそも楽曲が楽器数おおいし構成も複雑なので、耳コピーより楽譜が正確でしょう。

 

しかし僕の場合は、楽譜はハ長調しか読めないし、楽譜をベタ打ち込みしても素っ気ない自動演奏みたいなので、原曲のうねりをまず確認して、その音と同時に同じ音がなるように各音を聞き分けながら、データにしていく。

だから1小節、一拍の中でもアタマはスローで終わりで早くとか、テンポチェンジがものすごく細かく設定しないといけない。

 

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その替わり、一度テンポ・グルーブを設定してしまえば、耳コピー中もデータ打ち込み(入力中)も、オケが出来た後でギター演奏追加したり歌ったりする時でも、とてもいいグルーブ・ノリで進められる。

 

各楽器ごとでは、最初にドラムス・リズムセクションからデータ化する。これを先にやっておいた方が後々合わせやすいし。

次がピアノ・オルガンのキーボード系。難しくなければ、MIDIキーボードでリアルタイムに弾いて入力する。今使ってるのが、コスパのいいこれ、Roland A49。名前の通り49鍵あるので、両手でもある程度使える。ま、僕の場合、ほとんど片手だけで演奏して、両手必要な場合は2回、それぞれの手ごとに録音するので、49鍵もあれば充分なんです。

 

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それからストリングス・ブラス系。ここまで入れると、かなりカラオケらしくなってくる。

で、その他の音色。装飾的なハープだったり、シンセサイザーだったり、曲によっては自然音(S.E.とか)を入れる。

 

3.演奏部分の演奏:

前項まででできたオケデータに併せて、まずベース演奏する。

ベースは20年前に購入して、以後ずっと気に入って使ってる、Ibaneze の680、24フレットのやつ。

ベースを録音する際、何度かオケデータに併せて弾いてみて、そろそろ本番テイクいけそうだと思ったら、この時動画カメラで演奏する手元を撮影も行う。(後から動画用に演奏することもあるけど、けっこうその場の感じで適当に弾いてるので、画像と音がずれたりするので・・・)

 

ベースの次は、ギターパートがあればギターの演奏・録音。2枚目の写真の真ん中に、ベースアンプの画像がありますが、ベースもギターもライン入力して、アンプシミュレータで音を整えています。

 

ギターもベースも、アンプは使っていなくて、オーディオ・インターフェースを介してPCのDAWに直接ライン入力してます。

そのオーディオ・I/Fがこちら。

 

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Presonus のAudiobox iTwo という2ch入力、2ch出力のもの。16-32bit、44.1-96Mhzと、一般的な、入門クラスのスペック。ボーカル録音で使うコンデンサマイクも、このI/Fに入力してDAWに取り込みます。操作パネルがキャノン・プラグ対応になってますが、48vファンタム電源も供給できます。

 

因みに、このI/Fは自宅専用。めったにないんだけど、カラオケルームとかスタジオへいく場合は、オーディオ・I/Fと8chミキサーにリバーブ等の簡単なエフェクト機能付き、コンパクトで電池駆動の8chMTRがあるので、こっちを使うこともあります。

ZoomのR8というモデルです。

 

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さきほど、DAWの制作画面を貼ってますけど、そこにたくさんあるチャンネルのフェーダーがありますね。これ、スタジオにある物理的な音響卓(ミキシング・コンソール)だと24chとか32chとか制限があるけど、PC上のDAWはPCスペックに余裕があればいくつでもトラックを増やせます。

実際、1曲の楽曲データで、僕の場合最低でも15チャンネルくらい。多いと50チャンネルくらい使います。で、いちいち画面のフェーダーをマウスで追っかけるだけだと使い勝手が悪いので、アクティブなトラック(チャンネル)の操作は手元で物理的にできるようにしてるのが、これ。見た目、1チャンネルのミキサー?

 

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これがPCのDAWと連動しているので、このツマミを動かせば、同じようにPC内のDAW画面のツマミも動くし、逆にPC側を操作すれば、手元のコイツも連動して動く、意外と便利なグッズです。

 

ここまでくると、カラオケデータは最後のミックス(音質・バランス調整)以外、ほぼ完成。ここから歌やコーラスを入れる。

 

4.歌入れ

コーラスがある場合、コーラスから入れることもある。例えば、山下達郎さんの「クリスマス・イブ」なんて、オケの序盤からほぼ全面的に重厚なコーラスアレンジが続くので、本来脇役のコーラスが入ってこないと、カラオケにならないスタイルの代表格。

 

♫「クリスマス・イブ」

https://youtu.be/xR_Zi1z6UbM

 

歌もコーラスもギターも、アナログ音は基本的にこのマイクを使ってます。

 

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Rode NT2、旧タイプなので、今は同じモデルはないみたいです。

これもコンデンサマイクとしては非常にリーズナブルな価格で、購入したのは20年以上前ですが、ずっと使ってます。ファンタム電源が必要なのですが、今時、ほとんどのUSB経由インターフェースでマイクを刺せるモデルは対応しているので、ほんと、便利な世の中になったもんです。

 

で、コーラスなり、歌なりやるわけですが・・・

難しい曲だとリードヴォーカル、まずウォームアップで数テイク歌います。そこから、バース1、ブリッジ、と各部分ごとに譜割や節回しの確認・練習して、自然に歌えるように感じるまでひたすら繰り返す。

そろそろ本番いけそうだとなってからは、本番テイクとして各部分、5-7テイク歌います。そのテイクの中から、デキのいい部分を集めて、1曲にする流れが多いです。

逆にわりと簡単で歌いやすい曲なら、ウォームアップ2テイクで、本番も2回でOK。最終的に最初のテイクが採用テイクなんて超効率のよいものも(マレに)あります。

 

コーラスは、これも耳コピーなんですが、オケの音、リードヴォーカル、リードギター、そうした、ありとあらゆる音に紛れて2-5パートくらい音がある。これを正確に聴きわけるのは、それなりの耳と慣れがいると思います。たとえば、さきほどの山下達郎さんの「クリスマス・イブ」では、コーラスだけで27トラック(27人分)歌ってます。それを全部、CDを聴きながら耳で聞き分ける、コーラスの解析という作業が入ります。

 

と、大げさに書いてますが、タツローさんのは、数あるミュージシャンの中でもコーラス・マイスター、マニアの超別格レベルなので、大概はもっと少ないパートです。例えば、合唱団に所属して、男女4声コーラス曲で、全パート歌える(ソプラノ等、声域外は1オクターブ上げる、下げるなどして)人なら、慣れである程度の和声構成は、聞こえなくても予測できると思います。

 

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僕の場合は、幼稚園から小学2年生までピアノ教室。小学3年生から6年生まで児童合唱団でアルトとメゾソプラノ。で、音楽レッスンでも聴音テストは昔から得意で、先生がテキトーにバーンとならしたピアノの鍵盤、6-7個くらいまでなら即座に言い当てられました。そして合唱団でも、主旋律をよく歌うソプラノでなく、最低音部や、まんなかのつられやすいパートを専門に歌ってきているので、そういうのもコーラス解析、歌う時に、役立ってるような気もします。

 

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この写真は、マイクスタンド。これがDAWの入れてあるPCデスクに、卓上ブームスタンドでマイク常設状態になってます。だから「今でしょ!」って思ったらすぐに歌える環境です。

そして「ギター弾くなら今でしょ!」って時にも、このPCすぐ横でスタンバイしているブームスタンドにはギターピックが用意してあります。

 

とまぁ、こんな感じで、在宅中は、いつでもやりたいときに、音楽制作できる環境があるわけです。

ただし・・・この場所、自宅リビングの一画なので、奥さんが何かしているときは、その音が雑音として入るので、いつでも自由自在って訳にはいかないんですけどね(^_^;)