毎年開催されているアルザス&ローヌワインセミナーに行ってきました。
講師であるアルザス委員会の醸造家・エキスポート・プロジェクト・マネージャーThierry Fritsch氏とローヌワイン委員会のジェネラル・マーケティング・マネージャーOlivier Legrand氏の大変有益な講義を聴いた後、お二人に個人的に質問して得た確認情報も含めてご披露します。
A. アルザスワイン
(1) a) 従来のAOC Alsaceに加えて、
b) AOC Alsace Communale(AOCアルザス・コミューン名を付記)[特別な個性をみせ、より厳しい品質基準を遵守している11のコミューン名]と、
c)AOC Alsace Lieu-dit (AOCアルザス・リューディの付記)ができている。AOC Alsace Lieu-ditは、将来AOC Alsace Premiere Cruになっていく。
(2) AOC Alsace Grand Cruは、これまで一つのAOC Alsace Grand Cruに51のリューディ名が付記されていたが、51のリューディがそれぞれ独立して51のAOCになった。
ラベル表示:(例)
改訂前、Appellation Alsace Grand Cru Contorolléeにリューディ名Osterbergが付いていたが、
改訂後、Appellation Alsace Grand Cru Osterberg Controllée となる。
以上を聞くとコート・ドールの村名、1級畑、特級畑のラベル表示の方向に向かっているのかなという感じです。
B. ローヌワイン
(1) 今回配布されたコート・デュ・ローヌ資料の地図を見ると、Châtillon-en-Dios、Clairette de Die、Crémant de DieなどのAOCが書かれていないので理由を聞いてみました。
答えは、これらのAOCは、従来通りコート・デュ・ローヌのAOCである。日本向けには、この地区のCrémant以外のAOCの輸出が少ないので、日本向け資料から外しているということでした。
(2) AOC Costière de NimesとClairette de Bellegardeが行政上ラングドック地方なのに、これらAOCがコート・デュ・ローヌに入っている理由:
これらのAOCが土壌的にも気候的にもコート・デュ・ローヌ地方のものと似ているので、コート・デュ・ローヌワイン委員会の管轄に入っている。

