24回のワインと食事を楽しむ会のテーマは「ドイツワインと日本料理との相性を探る」でした。大坂島之内の高級割烹「湖月」のオーナー水口晶幹さんとドイツワイン輸入専門会社ヘレンベルガー・ホーフ社、社長岡本圭司さんのご協力で、会席料理を9種類のドイツワインで楽しみました。


講師の雑記 昨年の9月に「湖月」で「日本料理とワインとの相性を探る」のテーマで開催しましたが、この時は、一般に日本料理と相性が良いといわれるワインを敢えて外したワインを選びました。結果は、これらワインも結構日本料理に合うというものでした。


今回は、一般に日本料理と相性が良いといわれるドイツワインの色々なタイプを揃えて相性を感じてもらおうという試みでした。

結果は、ドイツの白ワインも赤ワインも日本料理との相性が良いということと、ドイツワインの美味しさの新発見や、甘口ワインの素晴らしさの再認識をされたようです。



≪料理≫

1.前菜:鰻八幡巻、海老煮、赤芋宇治あん掛け、いかなご釘煮、芋茎和え物

2.向付:鱧落し、大葉、穂紫蘇、梅肉

3.煮物:蓮根饅頭:針絹さや、人参、山葵

4.焼肴:鮎石焼、枝豆、はじかみ、蓼酢

5.油物:穴子天婦羅、海老天婦羅、大葉、小茄子、青唐、天出し

6.酢の物:蛸洗い、茗荷、緑酢掛け

7.御飯:山菜御飯、香物、赤出し

8.水物:西瓜


講師の雑記 講師の雑記


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≪ワイン≫

1. 2005 Bacharacher Kloster Fürstental, Riesling, Sekt bA Mittelrhein Brut, Ratzenberger

2. 2008 Silverner, QbA Franken, Steinmann

3. 2007 Estate Rauental, Riesling, QbA Rheingau, Georg Breuer

4. 2007 Leiner Grauerburgunder, QbA Pfalz, Jurgen Leiner

5. 2005 Weisserburgunder, QbA Baden, Bernhard Huber

6. 2008 Dornfelder, QbA Pfalz, Villa Wolf

7. 2007 Spätburgunder, QbA Pfalz, Friedrich Becker

8. 2007 Kestener Paulinsberg, Riesling, Kabinet, (Mosel) Sankt Nilolaus

9. 2006 Winninger Röttgen, Riesling, Spätlese, (Mosel) R & B Knebel


≪アンケート結果≫

「全てのワインの中で日本料理に一番合うと思ったワインを一つだけ選んでください」

1.- 1票、2.-1票、3.-4票、4.-3票、5.-2

6.-1票、7.-8票、8.-1票、9.-2


3番のゲオルグ・ブロイヤーのリースリングが辛口では一番人気でしたが、好みは結構分かれました。

8番のやや甘口、9番の甘口に、ドイツワインの美味しさを発見された方が多くいらっしゃいました。

私としては、4番と5番のそれぞれグラウブルグンダーとヴァイスブルグンダーのバランス良く品格ある風味に感銘を受けました。この二つの品種の使用率がドイツで伸びてきているのが納得できました。


≪アンケートにおける感想抜粋(原文のまま)≫


1.今日出たワインは、総体的にデリケートな味わいを感じた。和食とよく合いました。最後に出た甘口のワインはとてもおちつきました。


2.今日は日本料理に合うということで3番を選びました。白の王道という感じであっさりとした感じでした。5番もリーゾナブルなお値段でとてもおいしかったです。ドイツは白というイメージでしたが、6番の赤も香がよくおいしかったです。日本料理にもワインが合うと知れてよかったです。


3.今回もドイツワインの再発見ができ、日本料理にもワインが合うと感じました。今回も全てのドイツワインを美味しくいただきましたが、特に3番がドイツワインの特性が良く出ていて、日本料理に合うと思いました。


4.さわやかな白の辛口がすきなので①、②、③は最高にgoodでした!しかし、赤も⑥のピノはすてがたく、⑧の甘口に到ってはソーテルヌを思わせるすばらしさにうっとり。ドイツワイン・あっぱれでした。


5.和食に日本酒が一番だと思いますが、特に5番のフーバーさんのピノブラン(ヴァイスブルグンダー)は邪魔せず合うと思いました。ドイツワインはどれでも美味しくいただきました。


6.ドイツワインは甘いという先入観がありましたが結構いけますネ。シュペートブルグンダー、良いですね。酢の物にも大丈夫!レットゲン(Röttgen)はゆっくりとした時間にぴったり!美味しいです。


7.日頃から甲州ワインに日本酒の面影があると思っていましたが、今日のフランケンは糖の様な香りがあって、日本的、質実剛健なイメージがあり甲州、日本酒に似ていました。ドルンフェルダーは初めて飲みました。香りのイメージは甘く凝縮感があり、チョコレートの香りも感じました。総じて暖かい土地のイメージがあったので、ブラインドで香ったらドイツとは思われなかったと思います。また、ラベルにキツネのイラストのあったシュペートブルグンダーははかなげで、洗練されていてだし系の風味で、和食にぴったりだと思いました。


8.辛口の白ワインが合うとおもいます。


9.やはり王道ですね。どれもお料理に合いました。