日本リカーhttp://www.nlwine.com/  のイタリアワイン試飲会に行ってきました。時間が無くてあまりゆっくりできませんでしたが、気になったワインをご紹介します。

講師の雑記 (1)
 アルテマージ・ブリュトAltemasi Brut 2003 

トレンチーノ-アルト・アディジェ地方のDOC Trentoでシャルドネ100%、カヴィットCavit社のトラディショナル法によるミレジメ・スプマンテ・クラッシコです。



細かい持続する泡、複雑な香り、バランスの良さで申し分ないスプマンテで希望小売価格2,800円は注目です。同じDOC トレントではフェッラーリFerrariが有名ですが、畑が隣り合っていると聞くとこのワインの安値感が増します。




講師の雑記 (2)
 イル・ビーノ・ディ・ビセルノIl Pino di Biserno 2005 IGT Toscana

フィレンツェの老舗ワイナリー、アンティーリAntinori侯爵家の当主ピエロPieroとオルネライアOrnerraiaで有名になった弟のロドヴィコLodovicoが共同して、コンサルタントワインメーカーのミッシェル・ロランMichel Rollandをコンサルタントにして設立したテヌータ・ディ・ビセルノTenuta di Bisernoのワインです。ワイナリーは、トスカーナの西海岸北部マレンマUpper Maremma地区内、ボルゲリBorgheriの少し北ビッボーナBibbonaにあります。



2005年物はカベルネ・フラン35%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%、メルロ20%、プティ・ヴェルド15%。複雑味とバランスの良さで非常に印象的で、希望小売価格9,000円は納得できました。初ヴィンテージが2004年だそうで、これからが楽しみなワインです。樹齢が2001年植樹と若いので、毎年ロドヴィコが品種ごと、収穫ごとに仕込んだワインを官能検査して自分のイメージの味わいになるようブレンドをしているそうです。



ところで、ピエロとロドヴィコ兄弟は仲が悪いという噂でしたが、仲直りしてこのワイナリーを共同設立したそうです。



ラベルの絵には、2頭のいのしし(馬みたいに見えますが、トスカーナのことでもあり猪だそうです)Pino(松かさ)を持っていますが、この2頭が兄弟を表しているそうです。松かさにリボンか絡まっていて“In Tempore Uniti”と書かれています。「一緒になる時が来た」ということでしょうか。将来とも兄弟仲良くやってもらいたいものです。




(3)ブレッグ・アンフォラBreg Anfora 2003 IGT

フリウーリ・ヴェネツィア・ジューリア地方のグラヴネルGravnerのワインです。品種はソーヴィニヨン47%、ピノ・グリージョ26%、シャルドネ20%、リースリング・イタリコ7%。グルジア産アンフォラ壺で醗酵させた自然志向の珍しいワインです。薄いとは言えない黄色でコクがあり、ニコラ・ジョリーNicolas JolyClos de la Culee de Serrantをなんとなく思い出させる風味でした。希望小売価格が11,800円と聞くとちょっと引いてしまいますが、古代のワイン造りの原点を志向したようなワインなので好奇心の旺盛な方は経験してみる価値はありそうです。



ところで、このワインに使われているリースリング・イタリコRiesling Italicoは、ドイツで有名なリースリングとは全く違った品種で中央ヨーロッパで使われているWelschrieslingのことです。イタリアで、リースリング・イタリコと区別する時はドイツの有名なリースリングをリースリング・レナーノRiesling Renanoと呼んでいます。