シャンパーニュのプルミエ・クリュPremier Cruの規定に関し、2009年度ソムリエ協会教本163頁では「100%に査定されたコミューンの畑で収穫されたぶどうから造られたワインは、グラン・クリュと表記し、99%90%に査定されたコミューンの畑から造られたワインは、プルミエ・クリュ(Premier Cru)の表示ができる。」とあり、166頁には、「Grand Cru:格付けCru100%の畑のぶどうだけで造ったシャンパーニュ。Premier Cru:格付けCru90%以上のぶどうだけで造ったシャンパーニュ。」と解説されています。プルミエ・クリューの説明に両者矛盾があります。即ち、Cru100%の畑のぶどうはPremier Cruには含められないのか、含められるのかという疑問です。



前者の説明は、2009年度版に追加記述されたものです。プルミエ・クリュに関しては、過去にも一度90%99%と教本に解説されたことがあり、これを正解として出題されました。その後、90%~100%と教本の解説が変わり、これをもとに出題されたこともあります。



一体どちらが正しいのか判断が付きかねますので、シャンパーニュのエペルネEpernayにあるシャンパーニュ委員会Comite Interprofessionnel du Vin de Champagne (CIVC)に直接e‐メールで聞いてみました。折り返し下記の返事を貰いました。



「プルミエ・クリュはCru90%以上の畑のぶどうで造ったシャンパーニュである。Cru100%の畑のぶどうも用いることができる。Cru100%の畑のぶどうだけで造ればグラン・クリュとラベルに記載できる。」上記教本の解説の後者の説明の通りでした。


ソムリエ協会の今年度の教本が数カ月以内に出来上がる筈ですので、上記矛盾の記述が改訂されることを期待します。