フランス地方商工会議所主催の「ワイン&スピリッツ・クラブ試飲商談会に行ってきました。
フランス各地の16生産者(殆どが輸入会社未決定)のブースで試飲をしました。小規模経営者らしく全て丁寧で、主張を感じさせる造り方をしていました。
幾つか参考になることを一部下記します。
1.Domaine de Reuillyドメーヌ・ド・リュイイ(ロワール地方ルイイ)
キンメリジャン土壌でソーヴィニヨン11ha、ピノ・ノワール4ha、ピノ・グリ2haの畑を持ち、白、ロゼ赤ワインを造っています。
AOC Reuilly Roséをピノ・グリ種から造っていました。AOC Reuillyのロゼはピノ・ノワールからしか造れないと思っていました。試飲したボトルのラベルにはRoséの表示がないので聞いてみると、アメリカに輸出用に造ったラベルなので現地の要請で敢えてロゼと書いていないが、フランス国内ではロゼと書いたラベルを使っている由です。
2.JP Garde et Fils ギャルド・エ・フィス(ボルドー地方ネアック)
住所がNeacでAOC Lalande de Pomerol、AOC Pomerol、AOC Montagne Saint-Emilionを造っています。
AOC Neacがあるのにこのラベルのワインを見たことが無いので質問をしてみました。現在もこのAOCは存在するが、3年前から使っていない。Neacの知名度が無いため、Neac地区で造ったぶどうはAOC Lalande de Pomerolとして売られる。かなり前にNeac地区の一部の地域をAOC Pomerolにするとの話があった時に、当時の村長が反対して実現していない由です。
3.Georges Vigourouxジョルジュ・ヴィグルー(南西地方カオール)
カオールで最も評判の良い3つのシャトーを所有する生産者兼ネゴシアンです。
カオールと言えばマルベックなのでシノニムを聞いてみました。
Côtというのは幾つかの品種のグループ名である。このグループに、Malbec、Tannat(タナット)、Négrette、Prunelar等がある。MalbecはAuxerrois(オウクセロア)という呼び方があるがMalbecの方が知名度があるので現在はこれを使っている。Loire地方ではMalbecをCôtと呼んでいる。現地では括弧のような発音をしています。
4.Armagnac Castredeアルマニャック・カスタレード(アルマニャック地方)
1832年創立で、アルマニャックの最古の生産者。ArmagnacのVSOP(10年,規定では5年以上)、XO(20年、規定では6年以上)、ヴィンテージ物1979年と1969年、さらにBlanche Armagnacまで飲まして貰いました。
コニャックとアルマニャックの味わいの違いを聞いたところ、アルマニャックの方がよりアロマティックで力強い。同じ若いものを飲み比べると、コニャックはある程度やわらかいがアルマニャックはまだ固い味わいである。各生産者で個性が違う。熟成樽については、コニャックはリムーザンやアリエールなどの200、300リットルの樽を使うが、アルマニャックはほとんどが自分の地方のオーク400リットル樽を使う。この樽の場合木の色からアルマニャックは少し濃い色になる。
5.その他、EUの新ワイン市場制度に従った、AOPやIGPの表示は、2009年のヴィンテージのワインラベルから採用するなど、いろいろな勉強になりました。

