スペインワイン&フード・テイスティング商談会に行ってきました。試飲会場では、ワイン輸入32社のブースが出ていて盛況でした。すべてがエレガントとまでは言えないが、バランスの良いコストパーフォーマンスの高いワインが沢山出品されていたのが印象的でした。


セミナーの初めに、「日本のワイン輸入量に関して:スペインワインは2002年より毎年前年を上回って伸びてきている。スペイン・スパークリングワインは昨年イタリア・スパークリングワインを抜いてフランスに次いで第2位になった。」と説明がありました。2007年度統計による日本のワイン輸入量国別順位では、フランス、イタリア、チリ、アメリカ、スペイン(5)となっています。試飲会会場での実感では、日本でのスペインワインはまだまだ伸びていくと予想できます。


沢山の試飲ワインの中で、カスティロ・ペレラーダCastillo Pereladaのトレス・フィンカス3 FINCASという赤ワインがコストパーフォーマンスで秀逸でした。カリニェナ35%、ガルナッチャ30%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%、メルロ10%。熟成は、小樽(アメリカンオーク70%、フレンチオーク30%)1年間。バランスの良い複雑性を感じ、これでオープン価格の参考上代1,680円は注目です。ペレラーダ社所有の3つのフィンカ(ぶどう畑区画)のぶどうから造られています。


講師の雑記

講師の雑記

ところで、このワインのDOEmpordáとあります。ソムリエ協会教本には書かれていないし、一体どこにあるのだろうか。ブースの人に聞いてもはっきりしない。カタルーニャ州にあることはわかりましたが、新しいDOかなという程度の返事でした。帰宅して色々siteをみても、はっきりした説明がありません。それならばとDO EmpordáConsejo Regulador統制委員会に直接e-メールして聞いてみました。


折り返し返事があり、DO EmpordáDO Ampurdánは同じもので、前者がカタルーニャ語で後者がスペイン語でした。なんとなく予想できましたが、しっかり返事をもらい安心しました。なお、昨年のソムリエ協会教本からDO Ampurdanの後に続いて書かれていたCosta Bravaというのが消えています。


このDOはフランスのルーシオン地方と隣り合っていて、この生産者は、サルバドール・ダリの生まれ故郷Figueresの近くの歴史のあるPereladaにあります。ここの歴史を調べると面白そうです。


この生産者のカバ・ブリュット・ロサードは、2004年のスペイン皇太子のロイヤル・ウエディングで273アイテムのカバの中からブラインドテイスティグされて採用されたそうで、ダリもこのスパークリングワインを好んでいたということで、色々なsiteで紹介されています。スティルワインはほとんど紹介されていませんがしっかりしています。