4軒目は、事前に蔵内見学を申し込んでおいたので、泉社長に案内してもらいました。
1995年の震災で蔵が崩壊して、木造で復興した灘で唯一の蔵だそうです。入口のたたずまいからして昔の蔵の趣がありました。


木造蔵内でしたが、醗酵槽などは木製でなくホウロウ内張りの鉄タンクでした。2月に酒造りは終わっていました。http://www.nadaizumi.co.jp/  親子二人で麹造り、酛造り、醗酵から瓶詰めまでしている大変小さな規模ですがそれだけに強い個性を感じました。



講師の雑記 社長の説明を受けながら試飲をしましたが、話し方に強い熱意を感じました。大酒造会社との大きな違いは何か聞いたところ、大酒造会社は、ブレンドをするが自分のところはブレンドをしないということでした。試飲は最初に、生酒が一番味がわかるのでと言って「しぼりたて生原酒」「純米しぼりたて生原酒」「にごり酒」の
3種類の生酒17~19%アルコールを試飲させてくれました。まさに灘の地酒の温かさを感じました。そのあと吟醸酒、大吟醸酒の試飲を頼みましたが、生酒を試飲した後では特別な味わいは感じられないからと興味がなさそうでした。結局試飲させてもらいましたが、確かに生酒に比べるとコクは劣りました。「特に冷やして飲むより、常温で飲んだ方がその豊潤さがわかる」という言葉がわかる味でした。



講師の雑記 今の時期にしかない冬季限定という「純米しぼりたて生原酒」を
1本買ってその晩さっそく飲みました。洗練さは無いがこくと何か主張しているこれが「灘泉」の地酒という風味に特徴を感じました。昔ながらの手造りの味と言えます。将来も買い続ける酒になりそうです。灘にもこのような酒があるということをもっと知ってもらいたいと思います。