飯田http://www.iidawine.com/ のワイン試飲展示会に行ってきました。250アイテムのワインが並んでいましたが、広いホールでゆったりした気分で試飲できました。
展示ワインのいずれもコストパーフォーマンスが良くて、選別に気を使っているなと感じました。私の講座のテイスティングの勉強用に適当なワインが幾つか見つかりました。
一番コストパーフォーマンスが良いと思ったものを選んでみました。
Tenute Montetiテヌーテ・モンテティhttp://www.tenutamonteti.it/
のトスカーナIGTカブルニオCabrunioです。
この生産者はトスカーナのMaremmaマレンマ地区Capalbioカパルビオ(Monteti丘の頂上付近)に58haの敷地に25haの畑を持ち、2004年が初ヴィンテージのMontetiとそのセカンドワインCaburnioの2種類しか造っていません。いずれもToscana IGTです。
Monteti 2004は、カベルネ・ソーヴィニヨン40%、プティ・ヴェルド40%、カベルネ・フラン15%、アリカンテ/メルロ5%、70%のバリック新樽で18か月熟成。一方のCaburnio 2005は、カベルネ・ソーヴィニオン68%、メルロ12%、アリカンテ20%です、60~65%が新樽で12月熟成です。家族経営で、毎年ぶどうの出来に合わせて品種の割合を変えていくきめ細やかさを持っています。
前者Montetiは、長熟性を感じる濃厚なものでしたが、後者Caburnioは熟した果物の香りと複雑でやわらかな舌触り、心地よい余韻が楽しめまし
た、いろんな料理に合わせやすく、参考価格2,300円は秀逸なコストパーフォーマンスです。我が家のセラーに置いておきたいワインです。ちなみに前者Montetiは5,000円でした。
ブースに、生産者の社長Paolo Barattaパオロ・バラッタ氏とエノロジスト兼販売部長のAndrea Elmiアンドレア・エルミ氏が来ていました。Caburnioが秀逸だと話したら、この生産者名Montetiの由来になるMonteti丘のポスターを呉れました。
ところで、Caburnioに使われている品種アリカンテ・ブーシェAlicante Bouschetについてジャンシス・ロビンソンの「ワイン用葡萄ガイド」から一部引用してみます。『果肉の赤い葡萄で常にブレンド用として広範に栽培されている。1988年現在フランスでは11番目に広く植えられている黒葡萄で、主にラングドックに植えられているが、プロヴァンスやコニャックにも見られる。1865年から1885年の間に、種苗業者のアンリ・ブーシェによって交配され一気に普及した。親木には彼の交配したプティ・ブーシェとグルナッシュが用いられた。フランス以外では、スペイン、ポルトガル、イタリアのトスカーナ/カラブリア、イスラエル、北アフリカにも植えられているし、1992年現在、いまだにカリフォルニアのセントラルヴァレイを中心に800haが植えられている。ヴァラエタルワインとして販売されることはないが、通常アルコール分が高く、ややきめの粗い、それでいてたっぷりとした果実味にあふれる。当然ながら色調は濃い。』