ワイン、清酒、ビールなどを勉強すると醗酵の所で必ず酵母菌の働きが出てきます。小泉武夫氏の「醗酵、ミクロの巨人たちの神秘」中公新書を読んでみました。有用微生物の醗酵工業における偉大な働きに大変興味を覚えました。
その本で、数億の微生物の犠牲により醗酵文化が恩恵を受けていることから京都の曼殊院(まんしゅういん)門跡に、微生物の供養塚が昭和56年に建立されていることを知りました。この菌塚の由来などについては、http://www11.ocn.ne.jp/~kinzuka/
に詳しく記述されています。
好奇心がまたもや頭をもたげ、菌塚を見に行って来ました。曼殊院の外壁の左側を入ったところにありました。立ち入り禁止の場所ですが入口で菌塚を見に来たことを告げると、訪問録に住所氏名を記入して入ることができました。毎日数人は訪問しているようです。
苔に覆われた鬱蒼とした林の小道を50メートルも行くとひっそりと塚がありました。塚には、清酒の1合瓶と何かの微生物が入っていると思われるガラス瓶がお供えされていました。微生物研究のどなたかが持参されたのでしょう。
帰りに曼殊院の中を見学し枯山水の庭園を眺めました。紅葉はまだ少し早く、11月末が見ごろの様でした。周囲に紅葉名所がありますが、叡山電鉄の修学院駅から20分位の登り坂を歩かなければならないので京都の紅葉の名所にしては比較的人が少ないとのことでした。しかし詩仙堂や修学院離宮が近いので、タクシーをハイヤーし運転手をガイドにして周遊している人が大勢いました。周囲はのどかな風景で快晴であったこともあり20分徒歩もそれほど苦痛ではありませんでした。

