今年5月に9日間のポルトガルワイナリーツアーに参加して、たくさん新しい知識を仕入れることができました。まとめてトピックスに掲載する予定ですが、雑記ではそのさわりの所だけを書いてみます。
(1)オートヴィニフィケーション: Douroのキンタ・デ・コットQuinta de Cottoを訪問した時、本では読んでいたAutovinificationというコンクリートでできた醗酵槽を見ました。ルモンタージュを電気を使わないでできる装置です。
過去ドウロ地区の奥地で電気が通じていない所で醗酵を行うときに大いに利用されたそうです。密閉槽の中で醗酵が進み炭酸ガスが発生すると、その内部圧力でマストが円柱を通って上部のトレイに押し上げられます。別の所に内部圧によって開閉する弁があり、これがある圧力に達し開くと内部圧力が落ち、トレイに入っていたマストが再び槽中のマスト上に降りかかるように落ちることによってルモンタージュができる仕組みです。電気の代わりに醗酵で発生する炭酸ガスの圧力を利用しています。
Cotto社では近いうちにモーターを使ってルモンタージュをする新しいステンレス醗酵槽に変えるそうです。
