ソムリエ教会2007年度教本269頁のドイツ・バーデンの項を読むと、Bereich Braisgauブライスガウ地区のMaleterdingenマルターディンゲン村にBienenbergビーネンベルクという畑があります。
このマルターディンゲン村のシュペートブルグンダー造りで有名なBernhard Huberベルンハルト・フーバー氏がGault Millauゴオーミヨ誌でWinzer des Jahres 2008(2008年度最優秀ワイン醸造家)に選ばれました。この称号は、複数年の実績の積み重ねに対して与えられるもので大変名誉なものです。
Weingut Bernhard Huberの詳細は、http://www.tia-net.com/h-hof/weingut/huber/f_index.htm で紹介されています。
このたび、12年前からフーバーのワインを輸入し続けているヘレン・ベルガーホーフ社の主催でフーバー氏の称号取得を記念したパーティがフーバー氏を招いてホテル阪急インターナショナルで100人の来客で催されました。
7種類のフーバーのワインをホテルのフルコースで楽しみました。
フーバーのシュペートブルグンダーの自然なバランスの良い風味は他のドイツの生産者のものより群を抜いています。「13世紀に既にMarterdingen村が、シトー派修道士の持ち込んだピノ・ノワール種の赤ワインの名産地であり、ピノ・ノワール種がMarterdingerマルターディンガー種と呼ばれていた。」といわれているとおり、伝統ある土地と生産者の卓越した能力と意欲から造りだされたもので色々な品評会で賞を取り続けるのも充分納得できるものでした。
食事と飲んだSpaetburgunder Junge Reben 2005シュペートブルグンダー ユングレーベン は、名前の通り若木のぶどうから造られた心地よい軽い味わいでコストパーフォマンスが高くお勧めです。Malterdinger Bienenberg Spaetburgunder [R] 2004マルターディンガー・ビーネンベルク・シュペートブルグンダー [レゼルベ] は、その凝縮感、バランスの良さでブルゴーニュの特級ピノ・ノワールに対抗できる出来栄えでした。
今回の新発見はChardonney 2004 でした。まだ10年先の味わいが楽しみな出来でした。ドイツでこのようなシャルドネワインが造られているのに驚きました。
例によってフーバー氏から直接いろいろ聞き出しました。ご自分でも言っておられましたが、堅苦しい背広姿よりぶどう畑の作業着が似合う誠実な大変温厚なお人柄でした。
(1) フーバーワインの4種類のラベル:
地色の白いのは普通のクラスのワイン、
地色が濃い紫のは赤ワインのレゼルベのワイン、
地色が濃い青いのはシャルドネのワイン、
ゼクトはフーバー氏の署名入り。
(2) レゼルベ[R]の意味は、最良の畑の古木のぶどうから造られたワインのこと。
(3) 熟成樽は、フレンチオークの228リットルを使用。
(4) VDPのGrosses Gewaechsグローセス・ゲヴェックス(ソムリエ教本2007年度版277頁参照)の名前は、2007年ヴィンテージからシュペートブルグンダー・レセルヴェに付ける様にする。ラベルデザインを変えるかどうかは未定。
今回は飲めませんでしたが、「マルターラー」というヴァイサーブルグンダーとフライザマーから造られた面白いワインがあります。いずれご紹介します。
