芦屋の酒屋さんワインハウスセンチュリーで川頭義之氏のイタリアワイン&食文化のセミナーがありました。

川頭氏(夫人はイタリア人)1996年より「リーズナブルで真に価値あるワインの普及」をモットーとして、自分で良いと納得したイタリアワインを日本の輸入業者に紹介してきています。日本とイタリアに半分ずつ滞在しながら、日本では自分が紹介したワインを積極的に売り込むアフターケアーをする所が普通のワイン紹介者と違う所です。http://home.att.ne.jp/alpha/vinoitaliano/  

今回テイスティングしたワインは白3種類、赤4種類の合計7種類、全て川頭氏が日本に紹介しているものでした。


1. Carjcanti 2004
Azienda Agricola GULFI、シチーリアIGT

2. Monte Ceriani Soave 2005Azienda Agricola Tenuta S.Antonio、ソアーヴェDOC

3. Vieris Sauvignon 2005Azienda Agricola Vie di Romans、フリウリ・イソンツォDOC

4. St. Maddalena Classico Huck am Bach 2006Cantina Bolzano、アルト・アディジェDOC

5. Altrovino 2005 Azienda Vitivinicola Duemani sarl、トスカーナIGT

6. Nerobaronj 2003Azienda Agricola GULFI、シチーリアIGT

7. Paleo Rosso 2003Azienda Agricola Le Mcchiole、トスカーナIGT

上記1のCarjcantiは、シチリアなら重いワインかと思ったが、暑い地域なのに大変酸が効いていてカッリカンテ種の酸味が印象的でした。フレッシュワインは最近のシチリアワインの傾向でもあるそうです。

また、6Nerobaroni100%使われているネロ・ダーヴォラは、暑い所でも酸が残るという特徴があるということで、シチリアでの花形品種であることに納得しました。

それぞれ特徴のある自然に飲みやすいワインで、生産者などについていろいろ説明を受けましたが、自分で生産者と接触して納得したワインだけにその説明も具体的で説得力のあるものでした。その他色々なイタリア現地事情の生の声は大変参考になりました。

特に参考になったのは、今後注目すべきぶどう品種は下記のものということでした。

白ぶどう:ヴェルメンチーノVermentino、ガルガーネガGarganega、ヴェルディッキオverdicchio、ロエロ・アルネイスRoero Arneis、カッリカンテCarricante

黒ぶどう:ネロ・ダーヴォラNero D’Avola、ネレッロ・マスカレーゼNerello Mascalese、ラグレインLagrein、ランゲ・ネッビオーロLange Nebbiolo

私が教材を作るとき気になっていたイタリア語の言葉のアクセントについて川頭夫人に尋ねたところ、Marvasiaはマルヴァジーア、Garganegaはガルガーネガが正しいが、イタリア国内の土地が変わればアクセントも変わってくるのであまり気にする必要がないとのことでした。

川頭氏は文芸春秋社より『イタリアワイン最強ガイド』と言う本を出版されています。イタリアワインの生の現状を知るにはお勧めです。