多くのワイン生産者がラベルに工夫を凝らして印象付けるようにしていますが、敢えてこの目論見に乗って一つ紹介します。
ワシントン州、ワラワラ・バレーDunham Cellarsダンハム・セラーズのThree legged Red 2005のラベルですが、神戸ベイシェラトンワインフェスティバルで試飲して、カベルネ・ソーヴィニヨン50%、シラー30%、メルロ15%、カベルネ・フラン5%、Alc.13.7%のバランスの良い複雑性が気に入って買ってきました。他にCabernet Sauvignon 100%もバランスよくエレガントでこの生産者のワイン造りの上手さを感じます。
このワインメーカーEric Dunhamは、前回紹介したL’Ecole No41でアシスタント・ワインメーカーを勤めた後、独立しCabernet Sauvignon 1995を1977年秋に初リリースして以来カベルネ・ソーヴィニヨンのワイン造りで名声を得てきています。
さて、三本肢の犬の話は、裏ラベルに詳しく書いてありますが、要約すると、『Eric Dunham氏が1994年のある夏の晴れた日に、家の外でPit Bullピットブル犬に襲われていた仔犬を助けて、獣医に連れて行って応急手術をしたが右前肢一本は切ることになってしまった。三本肢の内、左側(port side)の2本が無事だったので、この犬をPortと名づけて彼の最良の友となっている。』
* Pit bullピットブル:闘犬として育種されてきた犬種のため、闘争心が強く、獰猛で有名。一部の国では獰猛と悪名高く、持込・飼育を禁止している。