第4日目 LyonからCollioureへ電車で移動するだけで訪問は無し。
07:05 Lyon Part Dieu駅TGVにて出発
10:01 Narbonne駅到着
11:20 Narbonne駅各停普通列車にて出発
12:29 Collioure駅到着
Hotel Mediterraneeに宿泊(2泊)

【車窓より】
Lyonを出てからNimes、Montpelliers、Beziersと停まってNarbonneへ。Lyonで乗車した時はまだ暗かった景色が8時すぎて明るくなってきました。
08:30 Nimesに着くころは出発の時小雨混じりの雲行きも青空が出てきて、地中海性気候になった感じ。古代ローマ時代の町Nimesは思っていたよりも大都会の感じでした(後で調べたら人口15万人でした)。Nimesを過ぎると車窓の両側にぶどう畑が一面と続く景色に変わってきました。ゴブレ仕立てです。
09:00 Montpelliers着。それまで同じ車両に乗っていたビジネスマン達が全員降りてしまって車両には私と妻の2人だけになりました。SèteあたりからNarbonneまで列車はひたすら海岸端を走ります。海のそばで低い広い平地にぶどう畑が広がっています。ところどころに畑をやめてしまったような空き地があって、このあたりではあまり上質なぶどうはできそうもない感じです。かなり遠くに山並みが見えましたが、上質ぶどうはその斜面で作られているのでしょう。
Narbonneで1時間20分の乗り換え時間。駅前には何も見るべきものはありません。
NarbonneからCollioureまで、右側にFitouの大きな看板が立った斜面のぶどう畑、2つ目の停車駅がRivesaltes、3つ目の駅はPerpignanと、ワインの教本に出てくる地名が続いて楽しくなりました。
Collioureに近くなると、右側に大きな山脈が見えてきました。ピレネー山脈です。なんとなく興奮しました。近くの両側にはぶどう畑が続いています。

【Collioureコリウールの町、人口3,000人弱】
(町の観光局のオフィシャル・サイト http://www.collioure.com/gb/index-gb.htm 英文ですが、写真が参考になります。)
駅から歩いて100mの所のホテルにチェックインし、部屋で少し休んで地中海に面した海岸の方へ歩いて下って約200mで中心街に出ました。地理的にも、歴史的にもスペインに近いので、人間も、町並みの感じもカタルーニャの雰囲気が混ざっていました。海岸端のレストランが店の前の海側にテーブルを並べ、昼食の時間でした。入り江の静かな海岸で、フェニキア、ギリシャ、古代ローマ時代からの歴史を持ち、色々な支配者が変わる戦略的な場所だったらしく要塞が目に付きますが、今は格好の避暑地の感じです。
9月末までは観光客で賑わったに違いありません。土産物屋、ワイン屋、画廊などが軒を連ねています。この町は、ピカソ、アンドレ・ドランなどが好んで訪れて絵を描いた所で、野獣派誕生のきっかけになった町といわれています。現在も画家の町といわれているそうです。画材になりそうな景色、風物が豊富でした。帰国後、兵庫県立美術館の「エコール・ド・パリ展」に行って、ドランの絵などを鑑賞してきましたが、CollioureやBanyulsの町の題材は残念ながらありませんでした。
その日10月4日は観光客も減って落ち着いた町になっていましたが、まだ数人が海で泳いでいました。海岸端の屋外のテーブルで海を眺めながら昼食。海辺なので当然Fruits de Merを注文。カキ、ムール貝、海老、二枚貝、巻貝など。特にムール貝の生は初めて食しました。茹でたムール貝の身は小さいが、生だと貝からあふれるくらい大きくとろりとした赤い身で磯の香りがしました。
ワインも当然地元のAOC Collioureの白(Abbe Rous Cuvée des Peintres 2005)。一寸薄い感じの酸のやわらかなワインでしたが、アルコールが13.5%もあって驚きました。ラベルに描かれている絵が、座ったテーブルから左手に見える景色と同じだった(右上の写真)ので、まさに地元で飲んでいる気分でした。気温27度くらいで暖かい太陽のふりそそぐ、風のない海岸端でのんびりと大変楽しい昼食でした。スペイン国境まで約20km。はるばる来たぜコリュールへ~♪、という感じでした。

町の中を見物してホテルで一休み。夕食は、ホテルの推薦する海岸近くのレストランに行きました。この町はanchoisアンチョビーの生産地で有名なので、前菜に酸味のソースをかけた大きな新鮮な生のいわしが沢山出てきました。メインに鱈を注文。
ワインはAOC Collioureのロゼ(昼食の白ワインと同じシリーズ)を注文。結構濃い色合いで渋みが程よくあり弱い赤ワインの感じでした。周りの地元の人らしい客たちが飲んでいるワインは、料理が魚でもカラフェの赤ワインでした。

≪ワインの勉強で、Roussillon地区のAOCの中に、スティルワインはAOC Collioure(白、赤、ロゼ)、同じ地域のVDNはAOC Banyulsがあると習ったのを覚えていらっしゃいますね。≫