フランス、南西地方ワイン&スピリッツ試飲会に行ってきました。8生産者がブースを出し、Cahor、Madiran、Gaillac、Jurançonなどおなじみのワインの他に、Fronton、BergeracやVdPのワインがありました。南西地方のワインはまだまだ日本では未開拓と感じました。日本に紹介したい魅力的な生産者があります。
Armagnacのブースが2つありましたが、その一つBas ArmagnacにあるChâteau Garreauシャトー・ガローのブースでは、アルマニャック独特のものといわれるヴィンテージ・アルマニャックの1985年物を試飲しました。香り豊かで滑らかな味わいは、私のアルマニャックの認識を改めました。1919年設立の家族経営で4代目の娘さんが継いでいますが、少ない生産で丁寧な造りがうかがわれます。
AOC Floc de GascogneのBlancとRouge、それからBouquet des Gascogneの3種類のVdLの試飲が勉強になりました。
1. Floc de Gascogne Blancは、白ぶどう(フォール・ブランシュ、コロンバール、グロマンサン、ユニ・ブラン)の果汁2/3に1年物のアルマニャック1/3をブレンドして一年間(規定では10ヶ月以上)寝かせたもの。フォアグラや菓子類と合うとの説明がありました。果実味のある甘い心地よい口当たりが素晴らしいものでした。
2. Bouquet des Gascogneは、このシャトーで6年前に造られ始めたもので、白ぶどうと黒ぶどうの果汁にアルマニャックをブレンドして一年間寝かせたもの。ロゼ色をしていてメロンやフルーツサラダなどに合うと説明がありました。AOC Froc de Gascogne Roséは黒ぶどう果汁のみの使用が規則なので、白ぶどう果汁も使うこのVdLはAOCを名乗れないとのことでした。
3. Floc de Gascogne Rouge、黒ぶどう(カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、タナ)の果汁にアルマニャックをブレンドして一年間寝かせたもの。最も伝統的なガスコーニュ地方のものでメロン、チョコレートや果実ベースのデザートに合うと説明がありました。一番甘味が多くしっかりした味わいでした。
AOC Floc de Gascogneは白とロゼですが、どうしてRougeがあるのか聞いてみました。黒ぶどうで造るFloc de GascogneはRougeといわれることがあるが、オフィシアルにはRoséになるそうです。
以上3種はいずれもアルコール度17%で、生産地では、アペリティフ、ディジェフティフいずれにも使うが、必ず冷やして飲むとのことでした。但し氷を入れてはいけない。(食前酒としては冷やして、食後酒としては常温で飲むと理解していましたが、生産地では違うようです)
この生産者の町には、ボルドーから車で1時間半くらいでアルマニャック博物館もあるので一度訪ねてみたい所です。
写真は、左から、Floc de Gascogne Blanc、Bouquet des Gascogne、Floc de Gascogne Rouge