食事をする時は、料理、ワイン、サービスなどについてあまり細かいことを詮索しないでおおらかな気持ちでいることが結局は食事時間を楽しく過ごせるコツと考えています。しかし、たまにこのおおらかにいられる気持ちの許容限度を超えてしまう経験をすることがあります。このような時の食後はなんともやるせない気持ちです。
最悪の体験談の一つをご披露します。
あるホテル内のイタリアンレストランに妻と昼食に行きました。一応高い方のランチメニュを注文しました。昼食でも大抵ワインはフルボトルを1本は注文します。
ワインリストを見せてもらう時、ワインを知っているのですかという尊大な感じを与えるバッジを付けたソムリエの態度に少し違和感がありました。ここら辺がワインを良く知らない人にとってはワインを敬遠してしまうことになるのだなと感じました。
ワインリスト中に適当な値段の赤ワインで2種類の異なる銘柄があってそれぞれ2000年物と2003年物でした。どちらにするか少し迷いましたが、「同じ値段なら2000年の方にする」と言って注文しました。持ってきたワインは2003年になっていました。2000年ではないのかと正すと、「今は2003年になっています」と、しれ!としていました。2003年は天候異常だったので結構神経を使う年のワインです。ワインの注文を受ける時になにもいわない態度、ワインリストを訂正していないソムリエに減点ですが「まあいいか」と、まだ許容範囲です。
ワインを選ぶ時、メインの肉料理のソースは何か聞いて、「フォンド・ボーです」という答えでワインの種類を決めていました。いよいよ肉料理が出て来た時「今日はフォンド・ボーでなくサルサ・ヴェルデでした」とくだんのソムリエはこれもしれっ!と言いました。
これ、完全にクレームものと思いますが、私の弱気または教養が邪魔して我慢しました、当然二度とその店には行っていません。ホテルのレストランソムリエなのでいろいろ相談に乗ってもらって楽しい食事をする積りでしたが、期待はずれでした。
ところで、私が尊敬するあるソムリエ氏の話ですが、「カップルのお客の男の方が、ワイン選択時直ぐに『シャブリ』と注文してしまう人が多い。あまりワインを知らないのを連れの相手に見せないように注文してしまうのだろうが、もっとソムリエに相談して欲しい」と言っていました。レストランのワインのことは当然その店のソムリエが一番知っている筈ですから、もっと積極的にソムリエに聞いて適切なワインを選んでもらうのが一番良いやり方と思います。しかし上記のようなこともあるということです。