大塚食品のRidgeリッジ試飲会でRidge社CEO、Paul Draperポール・ドレーパ氏のセミナー「自然なワイン造りの哲学」を聞いてきました。同氏の穏やかで丁寧な語りぶりと、立花峰夫氏の完璧な通訳でRidgeのワイン造りの考え方を理解しながら、4アイテムのワインを楽しみました。

この試飲アイテムの一つに、パリ対決30周年記念として2006年に行われたテイスティングで、カリフォルニアの若い赤ワイン部門で第1位になったMonte Bello 2000がありました。

1976年の有名なパリ対決では、Monte Bello 1971が第5位に入っています。(10年後1986年のテイスティングでは、同じ1971年ものがClos du Val 1972に次いで第2位。)更に、熟成後の評価のために30年後の2006年に行われた米仏対決の古酒部門でMonte Bello 1971が大差で第1位になっています。

「自然なワイン造り」と訳された原文は「Natural Winegrowing」ですが、ドレーパー氏の「ワイン造りにおいて、人間は、自然酵母の働きや自然MLFなどをガイドしてワインを育てるもので、人為的に色々な手を加えるのではない。後者はWinemakingというべきワイン造りである。」という主張に感銘しました。

試飲会場では、写真のRidge California Zinfandel Late Picked Pagani Ranch 2002に注目しました。アルコール度がなんと15.8%もありますが、アルコールの突出感は無く全体がバランスよくやさしい凝集感があり印象に残りました。ドレーパー氏にこのような遅摘みワインは毎年造るのか質問したところ、「極く稀にしか造らない。Pagani Ranch Zinfandelを作り始めて14年だが2回のみ、Geyservilleでは40年間で1回のみである。合わせる食事はリッチなものが良いと分かるようにLate Pickedとラベルに書いた。」と説明されました。