コート・デュ・ローヌのTain Hermitageタン・エルミタージュに本拠のあるChapoutierシャプティエ社のアジアマーケット輸出担当Christophe Thomasクリストフ・トマ氏と会食の機会がありました。日本語の語感が好きで日本語を勉強している、身長2.06メーター、体重はワイン80本分だというユーモアのある話をする人に質問していくつか参考情報を得ることができました。

1. 自社畑はフランスに360ha、オーストラリアに80ha所有しているがすべてビオディナミ農法である。この農法により多様な香りとエレガンスが得られる。

2. ラベルに点字も使われているのはその経緯と共にご存知の方が多いと思いますが、一体何と書いてあるのか質問した所、「飲んだら乗るな」という冗談の次に、「ワイン名、収穫年、色、Chapoutier」だと真面目な回答がありました。
白ワインをグラスサービスするとき、氷水に何回も出し入れしていると点字のところから破れやすい欠点があると指摘した人がいましたが、それに対して、2005年ヴィンテージより穴の裏側にプラスティックを入れているので今後その問題は起こらないととこと。

3. シャトーヌフ・デュ・パプの使用認可品種が13あるのは呼称資格受験する人には面倒なことと思いますが、1800年代後半のフィロキセラ被害前はグルナッシュだけだった。植え換え後、沢山の品種になって、それを整理して13になったそうです。

今回飲んだのは写真のChâteauneuf du Pape Croix de Bois 2001 でした。グルナッシュ100%、アルコール度15%でしたが、アルコールの突出感がなくタンニンが柔らかさで、バランスの良さが印象的なエレガントな造りでした。グルナッシュ100%でChâteauneuf du Papeを造っているのは3社しかいないそうです。

4. Côte Rotie la Mordoree 1997 シラー100%を最後に飲みました。凝縮感ある素晴らしいワインでしたが、もう少し熟成させてから飲みたいと思いました。Cote Rotieは東向き急斜面で朝晩が冷え込むので、南斜面のHermitageに比べ柔らかく、エレガントな貴婦人のようだとMr. Thomasが表現していましたが、まだまだ先が楽しみなワインでした。