妄想小説日記 わしの作文 -27ページ目

妄想小説日記 わしの作文

わたしの妄想日記内にある”カゲロウの恋”の紹介するために作った
ブログです

ぼくは雨がふる日も風が強い日も雪が積もる日もみんなを守っているおうちさんです。

 

あめに叩かれるのは痛いし雪がふられるのは寒いし積もると重い

風が吹くと身が千切れる思いにも耐えられる。

ぼくが頑張れるのはみんなの笑顔が待っているからなんだ。

 

みんな、このおうちを生んでくれた健一郎さんとお嫁さんの玲子

さん、お嬢さんの美幸ちゃんにお坊ちゃんの祐司ちゃんこの人たち

の笑う笑顔を見るたびぼくは元気になれるんだ。

 

ぼくがみんなと生きて5年になるけどこれまで祐司ちゃんと美幸ちゃんは笑うこともあったが泣き怯えたことも怒ったこともあるんだ。

とくにカミナリさまがやってきたときは大変で洋服ダンスに閉じこもったまんま。

 

ねずみや猫なら柱をふるわせれば逃げていくが怯えた幼い子では揺らせば怖がってしまうからぼくには何もできず見守ることしかできない。

 

ぼくに出来るのはカミナリさまが早く去ってくれることをお願いするだけなのさ。

 

ぼくは健一郎さんによって建てられた。

丸太を削り加工して運ばれ組付けられた。

 

ぼちゃぼちゃするばしょとうんちをするばしょとでんきをひぱったんだ。

 

でんきはまるでくもの巣のように長くのびおうちの中をかけめぐる。

 

おうちの柱やかべといっしょにたなやたんすもつくってくれてぼくの血やにくになった。

3年でお家を作り5年でおうちの屋根が落ちた、やっぱり仕方ないんだ大工さんじゃないからね。健一郎さんはおうちをはじめて作った

そうだ。

 

早く壊れたおかげで今は壊れないんだ、あまもれはするけどね。

ぼくはかぞくのみんながぬれないようにがんばってる。

 

健一郎さんはこまめにおうちを直しているんだ、壁はいちまい板だったんだけどしっくいの白いかべになり流しはコンクリートから今風の流しを健一郎さんが自分でこしらえてくれた。

あしたはどんなおうちになるか楽しみだな。