[短編小説] 里IMO人 | 妄想小説日記 わしの作文

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わたしの妄想日記内にある”カゲロウの恋”の紹介するために作った
ブログです

スーパーで毛の生えた里芋をみるだろう、不思議な芋だと思った

事はないだろうか?どうして毛で覆われているのだろうかと。里

芋は他のサツマイモやジャガイモとは育ち方が違い親芋と呼ばれ

る芋から吹き出物のように膨らむのが子芋ここがスーパーでよく

みる里芋になる。では親芋が虫に食われボロボロになったらどう

なるかといえば子芋が親芋となり子供を噴き出し生き続ける。

 

想像してみて欲しいもし人格の身体から例えば腕の一部が膨張

し赤子の顔になったらどうだろうか、親の身体が老衰で朽ち果て

たとしても生まれた赤子が親となりその人格を引き継ぐとしたら?

それが里IMO星人である、里IMO星人には性別がなく全て女性の

機能を持つが卵子ばかりで精子がないので子供は理論的に生ま

れない。

 

年が明けた1月3日、山梨県の山深いホテルで男がミイラとなって

死んでいるのが見つかった。全身に針を刺したような跡があり血液

や唾液、水分、精液などの体液がすべて抜き取られ髄液さえない。

身分証明から東京から旅行に来た20代の男と判明し前日の2日

はレストランで食事をしたと裏付けが取れ従業員の話だとその時刻

には健康そうにしていたらしい。たった数時間でミイラになるとは信

じ難く刑事たちは頭を悩ませた。

 

「秋葉先輩、犯人は一体どうやったんでしょうね」

「おれにもわからん、宇宙人や呪いの類だからおれらの出る幕じゃ

 ないわ!MIBだったらわかるだろうがな」

「そんないい加減な、複数人で注射器を使い抜き取ったのでは?」

「馬鹿だなおまえ、水分てものはな抜き取れるものじゃないんだよ」

 

とあるマンションで若い女性がシャワーを浴びている。

「オギャぁ、オギャア」

浴槽には赤子の姿が見えないが浴槽から赤子が泣いている。

「佐分壱ちゃん夕べご飯食べたじゃない、もうお腹空いたの」

モデルのような体形をした若い女性の肌はよく水を弾き流れていく

しかし女性の豊かな乳房、Eカップはありそうな胸の膨らみからはドロ

ッとした粘液が流れやがて赤子の顔へと変貌した。ツンと突き出た尻

も赤子の顔へと変貌した。人間の赤子にも見えるが決して人間では

ない、なぜなら赤子の鼻は尖がりまるでユズのトゲにも似て鋭く尖る

からだ。

 

「ほら佐分壱ちゃん、一太郎ちゃんも起きちゃったじゃない」

「これじゃまたどこかで男を探さないとダメだわ、今晩にでも男を探す

 からそれまでご飯は我慢しなさいね」

 

女は里IMO星人であった、里IMO星人は男から精液を抜き取ると新た

に赤子が生まれ身体の皮膚が膨れ上がり体液を抜き取る針がまた

増える。赤子がある程度まで増えると母体である女の身体は退化し

成長した赤子が新たに身体を形成し生き続ける。

 

山梨県警の若い刑事は捜査中に道で倒れていた若い女性を助けた

「大丈夫ですか、立てますか」

「足腰が立たないので背中で担いで貰えませんか」

「出来ればゆっくり休めるへ行きたいわ」

綺麗なモデル体型の女性からそのように言われては若い男として

断れる訳がない、刑事は了承した。

「いいですよ、この先にホテルがあるんですがそこで構いませんか」

女は頷いた。

女は若い男の背中の上で唇を開きニヤリと笑った。

 

おわり

 

この物語はフィクションであり実在の人物

団体には一切関係ありません