短編小説 歴史に現れたムカデレンジャー | 妄想小説日記 わしの作文

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わたしの妄想日記内にある”カゲロウの恋”の紹介するために作った
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歴史には考えられないことを成し遂げた人々がいた。
エジプトのピラミッドしかり、モアイ象しかり。
赤穂浪士で吉良からいじめを受け浅野匠の上は城の100畳あまりの畳を至急変えなければいけなかった。
現在より人口が少ない江戸時代で100畳を一晩で張り替える事は可能だったのか?優秀なたたみ職人が今より多かったとはいえ材料の調達など不可能だったような気がする。

浅野たくみのかみは家臣の赤垣、神崎、原、堀部らと苦悩していた。たたみ職人に相談したところ1晩では無理だと言われたからだ。
畳替えをしないと浅野家は大きな恥をかくことになる。
しかし、考えてみても解決案が浮かばない。
「殿、申し訳ありませんがもはや覚悟を決めるしかありませぬ」
「そうじゃのう・・・・」

諦めかけていた江戸浅野家だったがそこに突然
「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃぁ~~~ん」
「我らお助け戦隊ムカデンジャー!」
10人の見た事の無いような衣服を身にまとい現れいでる10人の奇妙な団体。
「隊長レッド、グリーン、イエロー、ピンク、オレンジ、パープル
ブルー、ブラック、ホワイト、ブラウン」

「誰も呼んだ覚えは無いが。おぬしら一体何者?曲者か」
「面妖ないでたち。バテレンの回し者か?」
そういうと家臣一同刀を抜き刃を向けて威嚇する。

「浅野の殿様、わたし達を殺しても事態は変わりませんぞ」
「ですがわたし達がいれば100畳の畳替えを成し遂げることができましょう~」
奇怪なもの達のいうことも最もなことだった。今は非常事態
つまらない殺生するよりも畳替えを一刻でも早く始めなければいけない。
職人がいなければ自分らにはどうすることも出来ないと知っていた浅野家家来は
「殿、このままでは恥をかくのは決定的ですのでこの際このもの達に任せてみてはいかがでしょうか?」

「そうじゃのう。では本当にできるのか証拠を見たい。見せてくれ」
するとイエローは畳を1畳返して直ぐに表面をはがし見た事無いようなからくりでものの10分で畳を張り替えた。

「見事である。だがここは浅野別宅である。ここから城まで100畳の畳をどうやって運ぶというのか?」
殿様のいうことも最もな事。これから人足を集める時間はない
だがレッドは微笑み
「殿、表をご覧ください!それがわたしの答えです」

殿と家来一同は言われるまま外を見てみると
外には大きな箱のようなものがある。
「あれは何だ?あの巨大な箱は」

牽引車はピータービルト社製トラクターでエンジンは800馬力
運転手はレッド。
これはトレーラーではない!まるで貨物列車のように10連結の車であり牽引車の後ろは動力車
ガスタービンエンジン搭載で1000馬力そして運転手はブルー
残り8つのコンテナにはそれぞれ各分野専門の機械が搭載
およそ80個のタイヤ
見るものはムカデを連想する。
これがムカデレンジャーと言われる由縁である。

♪まっかな太陽~仮面にかぁーくし願いはひとぉつ、、あおい空♪
どこからともなく流れてくるムカデレンジャーの主題歌。

すでに時間がないというのに歌にあわせて踊るムカデレンジャー。あきれてものが言えない浅野家一行はただ呆然と立ち尽くすだけ。
一体いつ終わるのだろうかこのダンス!踊り始めて30分たつ
隊長のレッドはノリのりで作業の事などまったく忘れていた。

「すまぬがいい加減にしてはじめてくれぬか?」
焦っていた浅野の家臣神崎与五郎は業を煮やし催促。