その一言に背筋が凍った。
不意にかけられたその声は、尋常ならざる圧力をもってガードナーである俺にのしかかる。
宝具であるスコップとシャワーを握りしめ、恐る恐る振り返る。
ただ圧倒的な存在が、そこに居た。
「英雄…王……だと…?」
王の言葉とは、かくも重きものなのか。
直にかけられた言葉にまず震え、遅れて理解がやってくる。
この震えは、畏怖と、ーー興奮。
「……王よ、身に余る、光栄です!!!」
最早俺など視界に入れず、王は菜園を見渡した。
「せいぜい俺を楽しませろよ、雑種?」
そう言って不敵に微笑むと、
英雄王ギルガメッシュは金色の光の中へと消えていった。
嘘のような話だが、ガードナーとしてただ事実を記録しておく。
水やり、ハーブの手入れ、そして王の来訪。
それが今日の菜園日誌だ。
ガードナーガチコ、腕の見せどころってやつだぜ……!


