*歩* | Love★Logic
追いかけても、追いかけても、届かない。

掴んだと思った瞬間に弾け飛ぶ。

こんなものかと思いながら、過ごす秒針の音。

夢か幻。

どうしてこうも、手に入らないモノを欲しがるのであろう。

くすんだ鼠色のような綿帽子。

いつ飛んで行ってしまうのだろう。

時の流れは速く、私はいつも置き去りだ。

ただ其処にあった温もりがいつまでも私を離さない。

選んだ道はいつも過酷で。

いっそ、何も持たずにいる方が自分らしく在れるのかもしれない。

移ろう己は手に入れる資格さえないのかもしれない。

それでも手の中にある今に敬意を祓いたい。

mack.§