
この「NO NEW YORK」は、ニューヨーク・パンクのCONTORTIONS、 TEENAGE JESUS AND THE JERKS、MARSそして、D.N.Aの4バンドが参加して、78年に制作、発売されたアルバムです。プロデュースがBRIAN ENOということなどもあり、NY・パンク界が一気にクローズ・アップされ、世界的な衝撃と後のニュー・ウェーブの流れにも大きな影響を与えました。
RAMONES、SEX PISTOLS、PATI SMITH、TELEVISIONといった70年代中・後期のパンク・ロックの登場は非常に衝撃的なものでしたが、それらが今までのロックを変革し、新たなロックの歴史を築こうとしたのに対して、この「NO NEW YORK」に参加した4バンドは、いずれも過去や未来に囚われることなく、「現在」という限定的な時空に向かって、「NO WAVE!!」と叫び、唾を吐きかけ、60年代のロックとの繋がりを明確に断った、非音楽的で驚愕的なものである点からも、まさに「オルタナティヴの極北」といっても過言ではありません。
当時のNY・パンク界のなかで、そんな彼らが置かれていた状況の一端をよく表しているのが、ジャケット裏に犯罪者の手配写真のように掲載されていめるバンドメンバーの顔写真です。私のお気に入りでもあるJAMES CHANCE(後に、JAMES WHITEと改名する)の右目の下には、演奏中に彼が客の中に飛び込んでケンカを始め、あるいは、彼が演奏を続けようとするのを止めようとして、客から殴られたと思われる大きな痕が、鮮やかに残されています。
まるで、彼らがNYのポスト・パンク・シーンに残した痕跡でもあるかのように・・・・。
James Chance & The Contortions - I Can't Stand Myself
DNA live
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