ドラムスのリズムが激しく変化して、黄色い男共の演奏する曲が変わるのが分かる。目を細め、眩いステージを見上げると、床を転げ回るようにして弦を掻き鳴らしていたベーシストがぎこちない動作で立ち上がり、気乗りしない素振りを見せながら単調で不吉な感じのするフレーズを弾き始めた。その特徴あるフレーズが集まった大勢の少年・少女たちにこれから始まるのが、黄色い男共の最大のヒット曲であり、彼らのテーマソングでもある「イエロー・ペリル」であることを告げるのだった。
少年・少女たちの熱狂振りはより一層激しいものへとなってゆき、ギターとベースを抱えた三人の黄色い男共も、後方にのめり込むようなリズムを強調して叩き出すドラムスに合わせ、上体だけを前方にぐいぐい押し出す奇妙な格好で、拍子をとりながら、ステージ上を激しく動き出す。単調で不吉な感じのするフレーズを繰り返すベースに割り込むようにして、せこいおもちゃのような響きをもったエレクトリック・ギターが弾きまくられ、それらすべてを混ぜ返すようにして、苦しげな唸りを上げる安っぽいシンセサイザーの音が流れ出る。ボーカルも担当するギターを抱えた黄色い男共のうちの一人が、子どものように高く幼い声を張り上げて、「イエロー・ペリル」を歌い始める。
To be continued.
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