黄色い男共は、ひと昔前のラブソングを卑屈な形にアレンジし、熱狂する大勢の少年・少女たちへ手渡す。
いま、黄色い男共は彼らを取り囲むようにして配置された巨大なマイクロフォン、巨大な増幅装置、そして怪物みたいな旧式リズム・ボックスの中で、その姿を異様なまでに矮小化させられている。
そして、光の点滅は黄色い男共の動きをコントロールし、奇妙な質感と動きの世界を創り出す。眩い光の氾濫、そして、影の交錯。光は僕の目に跳ね返り、ステージの奥に積み上げられたあの気掛かりの箱の群れを正確に捉えることはできない。
シンセサイズド・パカッションによって歪に強調されたリズムと腰を複雑に捻り出しながらつくられるベースラインの絡みに、多くの少年・少女たちは魅せられたかのように引き込まれ、踊り始めている。
僕は、ステージの間近で水晶振動子により正確にコントロールされたままだ。
黄色い男共は新しいおもちゃをいじくり回す子供みたいに、彼らの小さな楽器をドライブさせ、あるいはステージから身を乗り出すようにして歌いまくり、気持ちの高ぶりを押さえきれずに身震いを起こしながら激しく動き回っている。
しかも、その動きといえば、光の規則的な点滅によってコントロールされ、奇妙で滑稽なものとなって僕につたわってくるのだった。
To be continued.
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