ステージに向けて設置されている照明装置が一斉に規則正しく点滅し始め、フラッシュのように強烈な閃光が連続して発せられる。
そして、その光の中に、黄色い男共の姿が連続分解画像のコマ送りを見ているように、断続的にチカ・チカと浮かび上がってくるのだ。
彼らは、その黄色い背中をこちらに向け、サーバントロボのようにギクシャクとした動作で、ステージ上を所狭しと動き回る。
いつのまにか、ステージ上置かれてあったはずの三つの巨大な箱はきれいにかたづけられ、代わりに巨大な四つの増幅装置と旧式リズム・ボックスが置かれている。
そして、巨大な増幅装置の後方には、積み上げられた、奇妙な形の箱の群れが先程のまま置かれている。
ああ、あの奇妙な形の箱の群れ。
あの箱はなんと呼ばれていただろうか。
ずうっと以前、どこかで見た記憶のあるあの奇妙な箱の名前。
ああ、僕は思い出すことができない。
そんなことにはお構いなしに、黄色い男共は、その巨大な増幅装置の前で、連続分解画像のコマ送りのような、コントロールされたおかしな姿を見せつけている。
そんな黄色い男共が正面に向き直り、自分の楽器をそれぞれ手にしてステージ前方に向けて歩き出すと、会場の少年・少女たちの歓声は一段と高まりをみせるのだった。
いつのまにか、ボコーダーに先導され、会場に響き渡っていた少年・少女たちの大合唱は、少年たちが興奮して足を踏み鳴らす音、少女たちの気違いじみた絶叫へと代わっている。
To be continued.
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