Goodbye Yellow Magic Submarine (02) | =GYMS= まっくのプレスプログ

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たまに、ニュースを題材としたプレスブログ。

そして、少年・少女たちの置かれているところ。
 それは、非常ないらつきと混乱を引き起こさせるほど、目紛しく、次々と変わってしまう。
 たとえば、彼方に陽が昇り始めた緋色の大門と手入れの行き届いた土壁に囲まれた広場であったり、聳え立つ高層ビル群の中にそこだけ残された堆く積まれた瓦礫の前であったり、棒のように細い躯をくるんだ薄汚れた灰色の古毛布が果てしなく並んだ砂塵舞う砂漠の中であったり、あるいは、たくさんのモスクが臨める陽の沈みかけた小高い丘のうえであったり、俯いたままの大勢の人々の行き交う、強烈な風が吹き抜けるメトロポリスへの出入り口だったりする。
 そして、どんな時にも、彼らの置かれているところよりもすこし高くなった場所には、決まってあの男共がいて、大きな音をつくりだしている。
 そう、男共がすべての耳を劈く轟音をつくりだしている。
 いつしか、男共のつくりだす音がより大きく、そして刺激的なものへと変化してゆく。
 それに従って、少年・少女たちのたて振れも一層激しいものへと変わる。
 彼らは、自分自身ではどうすることもできなくなってしまった硬直し、痙攣を続ける体をさらにコントロール不能のたて振れに委ねなければならなかった。
 彼らの口は、ポカアンと半開きにされたまま、その瞳はまるで責内障眼のように虚ろで美しい光をかすかに放ち、一様に男共の方へと向けられる。
 少年・少女たちはついてゆく。
 あの男共のあとを、そしてあの男共のつくりだす音に。
 男共の方へと一斉に差し伸ばされる少年・少女たちの硬直し震え続ける手、手、そして手。
 大勢の少年・少女は、細かな振動を続ける体を引きずりながら、男共のあとをどこまでもついてゆく。
 不意に襲う一瞬の眩い光が、逆光となって作用し少年・少女たちの姿をつつみ隠してしまい、すさまじい轟音が、届くはずの少年・少女たちの最期の叫びさえも飲み込んでしまう。
 もっと、あの光の向こう側に、あの音の向こう側に。
 僕は、行くことができなかった。
 僕は、この同じ場所で見つめ続けるだけだった。

To be continued.


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