私は、中学、高校と特別支援学校にいました。
夏休みは、普通の学校と同じように7月20日から8月31日まで有りました。
しかし、家に帰れる外泊は14日間でした。
家に帰れば両親、兄弟、友達と出かけました。
離れていても友情は続いている事には感謝しました。
私達のように外泊出来なかった生徒もいます。
家が貧乏で交通費が出せない人もいました。
当時、仲良くしたい女性がいました。
その娘はいつもボロボロの服を着ていました。
顔は美女では無いけど性格は控え目で大人しい。
しかも部活は下手だけど努力はしていた。
私は、彼女にティーシャツ5枚とシャワーコロンをプレゼントしました。
他の生徒もシャワーコロンを夏場だけ着けていました。
だから、目立たなかった。
ティーシャツも妹の古着だから彼女も貰ってくれた。
ある日、部活が終わりバレーボールを駕籠に入れていたら、彼女が私の手伝いをしてくれた。
2人きりになったのは初めてでした。
明世は、照れくさそうにティーシャツとシャワーコロンのプレゼントの御礼を言いました。
私、昌昭さんが好きだから、ファーストキスの相手になって下さい。
私は、周囲を確認しました。
ボールを倉庫に入れて、明世も一緒に入れて倉庫の中でキスをしました。
バードキスでした。
明世とは高校時代の2年間付き合いました。
しかし、私が専門学校に入って3ヶ月後に喘息発作で亡くなりました。
明世は、私とツーショットの写真を大切にしていたと彼女の母親が教えてくれた。
卒業したら三島で働いて私とまた付き合いたい。
それが明世の夢だった。
