江戸時代の犯罪者で

殺人よりも厳しい処分をされたのは死者を犯すことです。

その死体と一緒に生き埋めにされます。

多分3日は生きていたから、死ぬまで苦しかったでしょう。

東京大空襲で焼け野原になりました。

そのごの再開発で元々は墓場だった所にも家が建ちました。

開発業者もそこが墓場だったことも知らないで建売住宅を建てました。

私の上司だった人がその建売住宅を買いました。

東京に転勤で来て中古住宅で買いました。

札幌にいた頃は明るくて陽気な人でしたけど、東京に来てから暗くなったと言われていました。

静岡から会議で行った時に家に招待されました。

私が霊感があることを知っているから見て欲しかったのでしょう。

玄関口から嫌な空気がありました。

その晩、夢を見ました。

自分を死後に犯された女性の恨み。

一緒に埋められた犯罪者の怨念。

供養して欲しいと訴えて来ました。

私は翌朝、かつての上司に報告しました。

ここで供養すれば後の不幸は無かったでしょう。

奥さんが頑なに供養する事を拒否しました。

7日後、その家に落雷があり、家屋は全焼して、一家3人死亡しました。

葬儀に参列した時に、怨念の気配を感じました。

供養してくれれば幸運を与えたのにな。

そんな女性の声が聞こえました。