ロシアの心理学者ツァイガルニクは「途中の出来事や未完了の課題は記憶に残りやすい」ということを見つけました。
人は課題を達成しようとするときに緊張状態になります。
しかし、この緊張状態は、課題が達成されると無くなります。
逆に、課題の中断があって達成されないでいると緊張状態が続くため、完了していない課題が強く記憶に残るということだそうです。
テレビの連続ドラマはストーリーの次の展開や結末が気になるので、ついつい続けてみてしまいますよね。
そういうドキドキ状態の方が物事を覚え易いというわけです。
こういった人間の心理的傾向を勉強や仕事のやり方に応用できます。
仕事の場合はきりのいいところではなく、意識的にきりの悪いところで終わらせることで、次にその作業に取り組む時に記憶や緊張感が保たれた状態で臨むことができます。
勉強の場合だと、意識的に中途半端なところで終わらせるモヤモヤ感から、次に勉強に向かう意欲が向上し その時に勉強していたことが記憶しやすくなるそうです。
「ノッているというのにキリの悪いところで中断するなんて、気持ち悪い…」というような人もいるかもしれません。
しかし、「意識的に」変なところで中断してしまった方が、その後の勉強効率が高まるというのです。
物は試しで、今日はキリのいいところまでと踏んばらずに、休憩したくなったらその場でスパツと中断してみましょう。