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★結婚に憧れるあなたへvol.12 (良縁カウンセラー:つづきひろこ)★

~「良縁」って何?/ 「良縁」と「にわか良縁」

 

来月はまた「結婚記念日」がやってきます。

 

「どうして夫だったのか…」

 

何度考えても、「縁だった」としか思えないのです。

 

結婚願望がある人たちは、この「縁」を求めて葛藤を続けることになりますよね。

 

この時、縁の「良さ」「悪さ」が問題となるわけですが、独身者の多くが、「結婚=良縁」と考えている印象を受けます。

 

もちろん、結婚に至るような男女関係がまれですから、生涯を共に生きる覚悟をするほどの仲ともなれば、たしかに「良縁」という言葉がふさわしいのかもしれません。

 

それでも、私は、「結婚に至る縁」のことは「にわか良縁」と呼び、「良縁」とはあえて区別して考えています。

 

だって、思いませんか?

 

もし「結婚=良縁」であるのなら、なぜ、結婚5年、10年、30年と年月を重ねるうちに、夫婦は徐々にいがみあい、会話が減り、寝室さえ別になって、「亭主元気で留守がいい…」と開き直るほどまでに、すれ違ってしまうのでしょうか…

 

さらに、私は考えてしまうのです。

 

「本当の良縁」であるならば、今日よりも明日、明日よりも明後日と、夫婦が歴史を重ねるほど、もっと、もっと、相手のことを好きになってもよくはないかと…

 

結婚前は「優しい人」も結婚後は「冷たい人」…あれほどのろけ、「良縁」と疑わなかった相手の変容…

 

不思議なことではないです。

 

「恋は盲目…」

 

恋人たちは、いつだって都合の良い「思い込み」が得意です。

 

そこで、「結婚=にわか良縁」と私は考えるのです。

 

ここで、あの教会結婚式の誓いの言葉を思い出します。

 

「その健やかなる時も、病める時も、喜びの時も、悲しみの時も 富める時も、貧しい時もこれを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け。その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか…」

 

実際、結婚の現実とは、大なり小なり、苦労やトラブルがつきものです。

 

そして、本当は、夫婦の真価が問われるのは、うまくいっている時よりも窮地の時なのだと思います。

 

おそらく、神様はこの真実を知っていたからこそ、人間たちにあえて誓わせたかったのかもしれませんね。

 

それなのに、愛を誓ったはずのカップルのなんたる転身のはやさ…

実際、結婚する時に、自分たち夫婦の30年後の関係性について具体的に考えてみるカップルはどれほどいることでしょう?

 

結婚式のドレス、新居の間取りやインテリア、新婚旅行の準備となれば、最大限に想像力を働かせるのに…

 

これほど、「結婚」とは魅力的かつ厄介でもあり、実に難しく不可思議なものなのです。

 

もしかすると、そもそも「良縁」などというもの自体が存在しないのかもしれませんね…

 

むしろ、あるとするならば、単なる「縁」です。

 

この「縁」を良くするも悪くするも、結局は私たちしだい…

 

だからこそ、結婚までの男女関係よりも結婚後の夫婦の関わり方が問われているように感じるのです。

 

私たち夫婦が「夫婦単位」に拘るのはこうした理由からで、私たちも修行中です。

 

おそらく皆さんは今後、「一時的」に「良縁」を感じられる時があることでしょう。

 

けれど、理想に描いた「良縁」が訪れるのは、夫婦がもっとお互いの歴史を重ねたずっと後のこと…

 

それどころか、死が2人を別つその瞬間なのかもしれません。

 

「君と出逢えて本当によかった。ありがとう。」

 

そう、お互いに思いを共有できた時…

 

ですから、まずは「良縁」をさがして路頭に迷うよりも、身近にある「縁」に気づき、それを温めることからはじめてみるといいかもしれませんよ。

 

いつか、単なる「縁」が「にわか良縁」となり、さらには、本当の「良縁」と進化していけるように…