十数年程前のことですが、私の友人から転職間際で、お金が足りないからと一時的に10万円貸してくれないかと要望されました。


私は元々、人に対するお金の貸し借りがあまり好きではないので、ここは情に訴えるべきではないと考え、あるネットビジネス(自分ではやってない)を紹介し、足りなければこれで稼いだらどうかとお金の稼ぎ方を提案しました。


すると友人は激怒し、そういうことを聞いているのではない。何で急にビジネスを勧めるのか?もう仕事先が決まっているし、借りたお金を返さないということはあり得ない等とやり取りしたあげく、決裂して電話をがちゃ切り…


彼とはそれまで盟友関係でしたが、それ以来一切お互いに音信を取ることはなくなりました。


このようにお金絡みのことで、例え貸し借りがなかったにしても、その対処の仕方次第では長年の友情を断つことさえあります。お金というのは本当に恐ろしいものです。


勿論、どうしても貸し借りが発生する場合は、相手に寄付するぐらいの度量が必要かもしれません。


よく、「情に訴えて…」ということがありますが、情というのは、訴えてくる相手自身が欲求を全面に出してくるわけです。


相手有利な欲求に対して、どう考えても自分が得をするということはありません。


例外的に家族が倒れて緊急入院した等やむを得ない場合は別として、相手自身の自己管理が足りないとみられる場合なら、情にのる必要はないと私は考えます。


一方で、私達が物品販売等を行う場合に置き換えると、「情に訴える」という手法はもはや、古臭い手法だと思います。消費者も賢くなっているので、ただ「安いよ、お買い得だよ」だけではお客さんは動かないからです。


また、この商品が如何に優れているかといった「自分視点」で訴えかけるばかりなのも良くないです。


リンク先の記事にあるユニクロのマーケティング戦略の事例のように、「(この商品が)如何にお客さんの悩みや問題を解決して満足感を与えるか」というように、「お客さんを理解したうえで価値を与える」ということに特化することでお客さんの反応率も上がり、商品売上を上げる秘訣のようです。


とにかく、自分が事を為す場合はお客さんが「買って得をした」と思わせるように行動するよう意識してみたいものですね。


参考 情に訴えるな、相手の得を語れ