『イット・ワークス 夢をかなえる赤い本』(RHJ (著)、三浦 哲 (翻訳))という本があります。

RHJという方は、1926年に『イット・ワークス―夢をかなえる赤い本』を匿名で刊行したアメリカ人富豪で、巨万の富を手にした実業家であり、慈善事業に多くを捧げた人物だそうです。

内容的には成功哲学の原点のような内容ですが、「自分の夢や願望を紙に書く(リストにする)」というのは、極めて大事なポイントだと思います。

みゆきが好きな西田文郎氏のブレーントレーニングの講座でも、将来的な目標を具体的に書かせてイメージさせるのを行いますし、苫米地英人氏のワーク(ルー・タイズと提携しているPX2も含む)でも、最終ゴールを具体的に定めて、自分のこれまでの成功体験を書かせてからイメージトレーニングを行っていますので、自己啓発の能力開発には書くという行為は欠かせない手法と言ってもいいでしょう。

軽い精神疾患の認知行動療法でも被験者に書くというワークを行います。
自分の最近の行動について、情動面から入って最終的には自分を客観視できるように「気づき」を得て自己の内部表現を書き換えるまで、徹底して書かせるのです。また、アメリカの「ジャーナリング」という方法では、自分の悩み事、辛いことを紙に書いてから、この紙をくちゃくちゃにしてゴミ箱に捨てるということで心が癒されるというのもあります。

書くという行為によって頭の中が整理でき、イメージしやすくなります。夢の実現に向かって頭が働いて、そのように自ずから行動したり、キーマンとなる人となる人と出会ったりすることと思います。
私自身も最近は、なんとなくそのような動きをしている自分を実感しています。

以下で紹介する『イット・ワークス 夢をかなえる赤い本』の要旨のとおりでなくてもいいと思いますが、まずは、実現したい夢、願望を紙に書いて整理し、(紙に書いた夢、願望は毎日見るようにすることでモチベーションを保つ)リラックスした状態でそれをイメージし、その過程では「ありがとう、感謝します」の想念を抱くというように皆さんも日々、実践されてみては如何でしょうか?

(『イット・ワークス 夢をかなえる赤い本』の要旨)

【「欲しいものリスト」で夢をかなえる】

夢をかなえるためのシステムについて説明しよう。最初に、自分の「欲しいものリスト」を作る。作り方は次の通りだ。

まず、あなたが欲しいものや、願っている状況をすべて紙に書き出す。この際、重要な順に書くこと。「これでは多すぎるのではないか」
「あまりに欲深すぎるのではないか」などと恐れることはない。

「もうこれですべて書き出した!ほかに望むものは何もない」と思えるまで、どんどん書こう。

この「欲しいものリスト」は毎日書き換える。新しいものを付け足したり、興味のなくなったものを削除するなどして、毎日更新することが重要だ。

このとき大切なのは「自分の気持ちにピッタリくるようにする」ことだ。「はじめの目標とまったく違うものになってしまったて・・・」などと心配する必要はまったくない。

気持ちが変わっていくことは、目標を達成する上で起こる、ごく自然な現象なのだ。

「欲しいものリスト」ができたら、今度はこれを使って客観的意識を目覚めさせることだ。やり方はごく簡単。以下のようなステップを実行すればよいのだ。

1.1日3回、朝・昼・晩に「欲しいものリスト」を読む
2.欲しいものを毎日、何度も思い浮かべるようにする。
3.あなたの中の「無限の力」に、いつも話しかけるようにする

ただし、あなたが欲しいものを誰にも話してはいけない。「客観的意識」は周囲の影響を受けやすいからだ。疑り深い人ばかりに囲まれていると、
システムがうまく機能しなくなってしまう。

したがって、友達は慎重に選ぼう。あなたが望むものを持っている人とつきあうのだ。もちろん「どうやってそれを手に入れたの?」などと聞いたりしてはいけない。

欲しいものは、とても手が届きそうにないほど、遠くにあるように思えるかもしれない。こんなシステムを学んだところで、とうてい実現できそうにない、と感じられるかもしれない。

それでも、何も考えずこのステップをひたすら実行し続けることをすすめる。一粒の種も土に植えて世話をすれば、芽を出し、茎を伸ばして、花を咲かせ、やがて立派なとうもろこしに育つ。

そこには理屈など何もない。同じように、夢もまた、ただ手順に従って育てればいつしか実現するものなのだ。

リストの内容を心に刻みつけ、何度もその内容を心の中で読み上げよう。そうこうするうちに、あなたの中にある「疑いの心」も、いつしかしぼんでいくにちがいない。

すると、夢を達成するための手段が、次々に目の前にあらわれるようになる。効果が形となり進歩が始まると、新しい願望が芽生えてくることだろう。

最後に、これだけは覚えておいて欲しい。あなたが心の底から「本当に欲しい」と願っていれば、その夢の実現を妨げるものなど、何ひとつありはしないのだ。

なにしろ、あなたの中の「無限の力」は、いつでもスタンバイ状態で指示を待っている。あなたの準備ができさえすれば、すぐにでも力が発揮できるのだ。

このシステムを忠実に実行してゆけば、あなたが思っているよりずっと早く、その力は目覚めることだろう。もしも「そんなことはありえない!」
「信じられない!」という考えが頭に浮かんだら、すぐに「欲しいものリスト」を取り出してみることをすすめる。

それを読み返し、心に刻もう。あなたのなかの猜疑心がすっかり消えるまで、繰り返すのだ。さあ、お金、家、車など、あなたがほんとうに欲しいと思うものをなんでも書き出してみよう!

【内なる力を信じよう】
あなたは「欲しいものリスト」の書き方と、それらを心に刻み付ける方法を学んだ。だが、それだけでは、システムはまだ完全とはいえない。

欲しいものを書き出したら、それらのさらに具体的なイメージを描くことが大切なのだ。あなたの欲しいものが車だとしたら「車種」「スタイル」
「値段」「色」などなど、できるかぎり詳細なところまで想定する。そして、それをいつまでに手に入れるかを決定する。

家も同じだ。「どんな構造なのか」「間取りはどうなっているのか」「どこにどんな家具を配置するのか」「どんな場所に建てるのか」「予算はどのくらいにするのか」を決めよう。

また、たとえば、あなたがセールスマンで、売上達成の新記録を上げたいと考えているとする。その場合は「合計数字はいくらか」「目標達成期限はいつか」「それぞれの商品を、いくつずつ売り上げるのか」「見込み客は誰なのか」をリストアップする。

もしかすると、こうした作業はバカげているように思えるかもしれない。だが、欲しいものを本当に手に入れたければ、とことんそれらを現実的
に思い描くのが当然。決められないとすれば、それだけ「まだまだ本気ではない」ということだ。

さて、こうして具体的に夢を願い続けていると、ほどなくして最初の成功を手にすることになる。このときは、素直に喜び、「無限の力」に対し、
言葉に出して感謝しなくてはならない。

こうすることで、あなたはよりその力に対する確信を持つようになるからだ。結果的にそれがさらに多くの夢の実現へと結びつくこととなる。

感謝の言葉は「ありがたい」と心から思う気持ちがなければ出てこないもの。だから、心の奥底からお礼を言い、満面の笑みを浮かべるのだ。

間違っても「こんなことがあるわけがない!単なる偶然に決まっている」などと思わないことだ。疑り深い心は捨て、自分が望めば必ずそれを実現できることを信じるべきだ。

ひとつだけ注意してほしいことがある。それは「無限の力」を使って他人の不幸や死を招いてはならないということだ。この力をもってすれば、かなわないことはないからだ。

だから、欲しいものをリストアップするときは、それが自分や仲間、家族に最善の結果をもたらすものかどうかをよく確認することが必要だ。

最初はお金や職場での業績、欲しい商品など、身近な目標を書き出すことをお勧めする。これらは比較的、実現しやすく、結果が早くでるからだ。

「気になる癖を直す」「他人を幸福にする」「病気を癒す」といったテーマは、変化が目に見えづらいので、当初は避けておこう。

ちょこちょこと小さな目標を達成してゆき、それからじょじょにハードルを挙げていく。少しずつ大きな目標へとチャレンジするのだ。

自分のレベルが上がれば、身の丈に合った目標が、自然にリストに上がるようになるもの。やがて、自分のためだけではなく、他人の手助けになるような夢も書き込まれていくようになるにちがいない。見返りを求めずに人を助ければ、それがめぐりめぐってあなた自身のためになるはずだ。

このシステムを拒否するのも受け入れるのも、あなたの自由だ。そう、選択肢はあなた自身の手の中にあるのだ。ただ、現実に何千人もの人が実際にこのシステムを実行して、人生をよりよいものにしていることは知っておいてほしい。

理解しようとしてはいけない。この力のすばらしさは、人間の理解力をはるかに上回るものだからだ。ただ、目の前に現実として成就される出来事をひたすら受け入れ、喜び、感謝することだ。

そして、この力を心の底から信頼するのだ。そうすれば、ごく簡単な、3つのステップが、あなたの人生を今日から変えてくれるのだ。
(以上)