5.5号機と5.9号機と6号機 | 師匠佐々木の控え室(仮)

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佐々木 真の「パチスロ座学」。回胴式遊技機の物書きや編集的な仕事をさせて頂いてます。タレントではありませんが、たま〜にスカパー!にも出てみたり。

遊技通信WEBが2月22日に、遊技機規則が改正されることを報じました。パチ7のコラムでも書きましたが、新しい法律に着手したというだけなので、まだ中身はわかりません。ただ、頭の中がグルングルン。

 

こういう規則改正で泣くのって、メーカーの開発者とホールなのね。いつもは「開発さん頑張れ〜!」というスタンスですが、今はホールのことを考えています。この厳しいご時世に「はい、撤去ね」と言われて、入れ替えなきゃならないのが可哀想すぎまして。4号機撤去の時は、そんなこと思わなかった。うん、大人になった。

 

4号機の時は、2005年に『新世紀エヴァンゲリオン』が登場して、2006年に“みなし機”とされた古めの機種が撤去。2007年にすべての4号機が検定切れとなって完全5号機時代になりました。まだ、6号機のスケジュールは発表されていないので、これと同様に考えてみましょう。

 

旧基準機……みなし機として早めに撤去

5.5号機&5.9号機……3年の検定切れで撤去

 

ギャンブル依存症の対策で、もっと早くさせられる可能性はゼロじゃありませんが。さすがに3年は待ってくれると信じております(笑)。この3年の間の早い時期に6号機が出てくるのでしょうね。6号機と旧基準機はわかりませんが、少なくとも5.5号機と6号機は併設されることになります。

 

6号機がどのようなものになるのか。5.9号機の登場以前から改正に着手するので、緩くなることはないと予想しています。仮に5.9号機と同等としましょう。一方の旧基準機と5.5号機は、ともに一撃性能があります。この2つのグループの差をどう見るべきなのか。

 

 

6号機時代を迎えるにあたっての設置バランスが難しいと思うのです。

 

4号機から5号機に変わる時は「さっさと入れ替えろ」と思っていたんですよ。ゲーム性がまったく変わるので、ストック機のお客さんにしがみついても仕方ないって。

 

しかし、今回はちょっと違って。5.5号機と5.9号機は、一撃性能に差があるとはいえ、純増の傾斜値2.0枚でスピード感は同等。押し順ナビだったり変わらない部分も多いですよね。なるべく多様性、5.5号機以前の客層も保ちながら、上手く移行していくべきなのかもしれません。その中で、5.9号機以降の旨みを伝えたほうが、一撃が魅力という人も少しはヤメずに残ってくれる可能性があるんじゃないかな。

 

 

そうなった時に問題が1つ。5.5号機は、今年の9月までしか導入できないんです。また、旧基準機の設置比率は12月で30%未満となっていますが、その先はわかりません。4号機時代と同様、先にハズさせられるかも。4.7号機だけから5号機へと移行したのと比較すると、むっちゃ複雑なんです。


個人的には、旧基準が撤去される際の30%も5.5号機で埋めるのがベターだと思っています。5.9号機は自然に増やしていく方向です。ほら、5.9号機は設定が命なので、設置が少なければ過度の無理をせずにアピールできるじゃないですか。

 

 

5.9号機の善し悪しで考えるんじゃないんですよ。個人的には、ノーマルと5.9号機で頑張るホールに通いたいくらいです。ただ、それも多様性がないんです。跳ねる台・遊べる台などいろいろあれば、いろいろな好みの人が楽しめる。これが理想だと思っています。でも、5.9号機に早くなれてもらったほうが良いから、ちゃんと入れては欲しいなあ……って、頭がグルグルしているんです。

 

皆さんは、5.5号機を引っ張れ派? それとも、さっさと5.9号機に移行すべき派? 特にホールさんに意見が伺えたら嬉しいです。PCでしょうし、TwitterのDMでも構いません。左の窓からお願いします。

 

 

ちなみに、“旧基準機”といわれているものは、指摘を受けた機種でして。いま240機種くらいだったかな。おそらく先に撤去される“みなし機”は、それ以外の古い機種も含まれます。6号機のジャグラーの開発が遅れると……さらに大変なことになりますね。そんなこともあるので、北電子の株は買いではないでしょうか(笑)。