親父の一周忌法要が無事に終わりました。


親族一同が集まり、ひとときのあいだ故人を偲びました。


 


 


命日はもう少しあとですが…もう1年経ったんだなぁ…と、時間の経過を感じながらお経を聴いてました。


 


 


いまも親父が元気だったとしたら、俺はなんて言われてるだろう…


 


 


と考えると、少し身が引き締まる思いがしました。優しい顔の遺影ですが、なんとも…わたしの強いところも弱いところもすべてお見通し…というようにも見えます。これはまた1年、そしてまた1年と足元をしっかり踏んで進まないと…。


 


 


そのように気持ちを新たに誓いながら、実家を離れて出張先の広島に到着した今日この頃です。


 


 


臨時子ども相談室、開設。


 


 


実家に滞在していたとき、姉兄から何気に言われました。


 


「あんた、仕事でコーチングしてるんやったら、子ども達にしてやってよ。もうね、本当に言うこと聞かない、勉強しない、片付けないんやから(怒)」


 


まだ気持ちが仕事モードになっていない私でしたので、ちょっとエンジンをかけたい気分でもありましたから…


 


「いいよ♪」


 


と引き受けました。今回のコーチング対象は高1の女の子、中1の男の子、小4の女の子です。


 


普段のコーチングでは大人相手ですから…よくよく考えてみると今回は勝手が違います苦笑


 


・説教じみてしまったら考えることをしなくなる…。


・子どもはそんなに…具体的な理由があって悩んでるわけじゃない…。


・そもそも自分のことを話すのには恥ずかしがって、本音は言わない…。


 


こういう条件がありながらのスタートとなりました。


 


 


3人とも最初はモジモジしながら照れ笑い。なかなか話をしてくれません。


 


話せば何か言われるんじゃないかと警戒しながら…時折チラチラとこちらの様子を伺います。


 


 


こちらからは質問を出しては答えが出るまでジッと待つのみ。答えが出ては次の質問や話を掘り下げてみます。


 


 


すると…


 


 


それぞれの子達からキーワードがポツリと出てきました。


 


 


詳しく聞いてみると…


 


 


なるほど、子ども達には子ども達の言い分や解釈が浮き彫りにされていきます。


 


 


子ども達の言い分を他の言葉や、彼らのあいだで流行っている遊びや情報で言い換えてみると…


 


 


子ども達の目…一瞬…大きくなりました。


 


そして…


 


話す言葉がだんだん大きくなり…


 


姿勢が前のめりになってきました。


 


途中で思わず涙を流して話す子どももいました。


これまで言えなかった本音、言えたのかもしれませんね。


 


 


結局…


 


 


高1の女の子は、過去に「どうせお前は言ったところで続かんだろ!」と軽く親に言われたひと言がトラウマになって、長らく怒られないためには何もしない方が良い…と自分の中で決めていたのですが…


 


「何事も面倒くさがらずにやりきるし、わからないことがあっても、まずは自分で調べてやってみて、それでもわからないときには人に聞いてでも理解する。だから、怒るのではなくて応援してほしい」


 


という結論になりました。セッション後はこの言葉を紙に大きく書いて残していました。決意の表れですね。


 


 


中1の男の子は、授業スピードについていけなかったから…これまでノートを書くスピードを速くしようとしたり、聴く力をつけようと躍起になっては断念の連続だったようですが…セッション後には、


 


「前日に翌日の授業の教科書をサラッと読んでおく。熟読ではなくサラッと。そうすれば黒板の文字を書くのではなくて、先生が何を言おうとしているかの予想がつく。間違った問題は繰り返しトライしたら必ずクリアできる。そう、これは好きなTVゲームと同じなんだ!だから、これからは先手必勝でやってみる!」と気づいた様子です。


 


そして小4の女の子は、片付けをしなさい!と叱られると嫌な気持ちになっていたのですが、その理由は…せっかくいまやっていることを楽しんでいるのに、途中で止められるとイライラしてしまう。そして1番大事なモノは大切にするけど、2番目以下はそんなに大事に扱ってなかった…ということでしたが、セッション後には…


 


「言われる前に片付けておけば、いま楽しんでいることを止められることもないし、お母さんもイライラしない。モノもお友達や家族と一緒で、大切にしなかったら可哀想だし、嫌われてしまう…。綺麗に片付けをして、しっかり自分も楽しめたとしたら…これで嫌な思いをする人は誰もいない!」


と、最初のモジモジはどこへやら。ピンときたみたいです。


 


 


3人の子ども達は、セッション後に私に促されながら、お父さん、お母さんの元へ行き、自分で気づいたことを目標にして宣言。


 


親もうんうんとうなずきながら…たぶん内心「ホントかぁ?苦笑」と思っていたことでしょう笑


 


 


そして、今日。


 


 


子ども達はそれぞれ、自発的に言葉と行動を変えていました。たぶん、子ども達からすると無意識です。


親の目を気にしている様子もなく、かといって私が陰で子ども達になにかアドバイスしたわけでもありません。


 


 


親から「これやっときや〜」と言われたら、すぐ動く。今までは言われてもやらないから、叱られていたのに。


 


妹がマナー違反なことをしようとしたら、親がいう前にお兄ちゃんやお姉ちゃんが「これやったらダメよ!」と言う。


 


子ども達の間で遊ぶ内容が変わったら…まず片づける。


 


 


でも、親である姉兄は、その些細な変化を敏感に感じる場面があったようです。


 


いちおう…ダメな末っ子の私は姉兄にこう伝えました。


 


「兄貴も姉貴も、子ども達がちょっとでも変わったな…と思ったら、変わったところをしっかり認めて褒めた方がええよ」


 


ダメな末っ子の私に、兄姉は冗談を飛ばしていましたが…


先ほど長旅を終えて無事到着の連絡を兄と姉に入れたとき、


 


「有難うございました」


 


と言われました。ダメ末っ子…やっと汚名返上??笑


 


 


今日でお別れした甥っ子、姪っ子達ですが、ひょっとしたらどんどん変わってくれるかもしれません。ひょっとしたらまた挫折を感じてしまうかもしれません。


 


ただ、これだけは覚えておかなければなりません。


 


 


親目線では気づかない、子どもの価値観や事情が必ずある。


 


 


表面だけを切りとってしまうと、問題の根本は見えてきませんし、子どもは遠慮して本音を言おうとはしません。子どもって実は…とても大人と同じ心を持っています。


 


私たちが子どもの頃に、親に対して同じような遠慮や気遣いをしたように。


 


 


 


セッションを連続で行いましたが…実は最も学ばせてもらったのは私の方かもしれません。


 


実家帰省の最終日に、そして親父の一周忌という節目の日に、とても良い経験をさせてもらいました。


 


有難う。そして次回、君たちに会う日を楽しみにしています。


 


 


今日もお付き合いいただき、有難うございました。


 


 


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