エイプは走り出しこそ、1分十数秒といったタイムを刻んでいたが、乾いてきた路面と

あいまって1分を切るタイムで走っていた。12"車体でのコーナーの走り方も解り始めた。

さらに数周回すると、そのタイムは遂に56秒台を刻み始めた。そのときである。

最終コーナーでいつもの通り外側縁石から内側縁石めがけて車体の向きを変え、

クリッピングを抜けたその車体をさらに前方へ押し出すべくアクセルを開けた瞬間

テールが大きく流れてしまった。ハーフウェットであり寝かせないように走って

いたため、突っ立った状態で路面に対して車体が大きく横を向いた状態となり、

そのまま進行方向に体が投げ出された。いわゆるハイサイドであった。

気が付くとメインストレートの外側に体と車体は投げ出されていた。

赤旗中断で車両回収車がやってきた。わたしはしばらくうごけなかったが、

エスケープゾーンに座り込んでいたら、徐々に意識が戻ってきて、体が痛んだ場所を

確認し始めていた。どうやら大きなダメージがなかったため、そのまま歩いてピット

まで戻ることができた。

バイクもダメージはほとんど無かったため、その後の町乗り使ったほどであった。

転倒してしまったが、楽しくて仕方がない一日となった。