XRは仕上がりつつあった。前回個人練習でエンジンのシェイクダウンとキャブの

セッティングまでは終わっていた。残す課題はチーム員の走りを向上させること

だった。この頃は、監督(わたし)、羽ちゃん、ISEさんの3名がライダーであった。

わたしと羽ちゃんはほとんど同タイムで走ることができたため、脱初心者のレベルで

あるISEさんの更なるレベルUPが必要だった。

前回、個人練習をみっちりして、ハイサイドのリカバリーの練習までしてしまった

監督ことわしは、レース前日であるこの日も走りこみをすべくメンバー全員をいつもの

桶川に招集した。なぜ前日練習をNasuではなく桶川にしたかといえば、全員を

呼びたかったためであった。2日間Nasuに行くとなるとチーム員に負担がかかるし

レースだけの目的で宿泊をともなった活動はまだ時期早々な状況だった。