
スターティンググリッドに座り込む人の数は既に500を超えていた。
おそらく1000近くになるのではないだろうか、ブリーフィングに参加する人の列はまだ続いていた。
ピットロードと本コースの境に置かれた机の上の参加名簿に記名をして我々も本コースに座り込んだ。
皆はまだ眠そうで座りこむなり居眠りをしているものもいた。
フィニッシュライン近くには大会役員・係員・もてぎエンジェルらがずらりとならび、○○長の肩書きを持った人たちが1名1名その役割に応じた説明をおこなった。
最後にもてぎエンジェルが垢抜けない大会宣言をしてメジャーな大会とかわらないであろう仰々しいブリーフィングの幕を閉じた。
ピットにはずらりと並んだDE耐レーサーが出番をいまや遅しと待っているようだった。
自分のピットに戻った私たちは、義務である2周の練習走行をおこなうため準備を始めた。
練習走行がはじまるまでの間ぎりぎりまでエンジンの始動を待ち、練習走行がはじまるとコースに出るなり素早く5速までシフトアップし、回転を上げないようにゆっくりと2周した。
DE耐はとかく燃費が問題となるレースである。
練習走行が2周義務化されているが、これもレース中に使える21Lのガソリンからまかなわなければならず、さらにサイティングラップとウォーミングラップが2周あるため、結果的に4周分のガソリンを本番中のガソリンからまかなわなければならない。
そのため練習走行を終えるとすぐさまエンジンを停止し、練習走行時間である30分が過ぎるのを待った。