
どうやら車体が作られたときからある溶接のスパッタが引っかかって付かないようだった。
ジャストフィットするよう寸法されたピロボールのサス上部は、小さなスパッタですら許さない
精度であることがわかった。
グラインダでスパッタを削り落とすとすんなり収まった。
次はプロリンクのリンケージにサスの下部を納めようとした。
今回作られたQJ-1は標準ボディの正立タイプで、miniバイク用のバネが取り付けられていた。
見た目でもわかるが、バネの位置がサスの下部に位置していた。
そのせいか、スイングアームのピボットシャフトにどうやってもバネが当たってしまった。
今度はスイングアームを取り外して、ピボット部を削り、バネに当たらないよう逃げをつくる必要があった。
三原さんはエアサンダーを使って、はずしたスイングアームのピボットシャフトの中心付近を削り始めた。
作業の手が足りなくなって三原さんは助っ人を呼んだ。こういう仕事をするのは久しぶりであるといっていた。
昼からはじめて夕方まで作業は続いた。
ようやくスイングアームを取り付け、フィッティングが終了した。
スイングアームのピボットシャフトは強度的に問題ないレベルで削られた。
プロリンクのカラーやシャフトには適切にグリースアップされてから組み立てられた。
サスの現物合わせ以外にも、ちょっと気になったらしい所を手直ししてくれた。
キツ目だったリアホイールのクリアランスについては、
「こんなこと昔はよくやったよ」
とか言いながらパンタグラフジャッキをスイングアームの間に挟み、幅を広げるなどしてくださった。
おかげで足回りや整備性は格段によくなった。本当にBluePointを選択して正解だった。