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幕no内弁当!

秋葉原で「なんでも屋」を営む桐嶋快斗の日常を、台本形式でお届け!
 
この物語はフィクションです。登場する人物/団体/名称等は全て架空であり、実在するものとは一切関係ありません。
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【22:13】快斗の部屋・リビング帳簿を開いているが、手が進まない快斗TVはまだ音楽ch
快斗   「ホント、一体なんなんだろ。先輩とどういう関係だったんだろ。『ひとんち』じゃないって言ってたけど……。あの人と一緒に住んでたのかな。ぁ、ってか『ひとんち』じゃない理由聞くの忘れたよ、くっそー! 今度会ったら絶対聞き出してやる、、、てか、今度はバッグも持ってったし、もう会うこともない、か。」 片付けた部屋を見渡す快斗快斗   「でも、昼間の身のこなし、凄かったな。アクション映画観てるみたいだった。あんな人がいたらもっといろんな仕事引き受けられるかも……あ“~! ダメダメダメ! 何考えてんだオレ! 絶対ダメだよ! ガサツだし素直に言うこと聞かなそうだし、お客さんに迷惑かけるだけだ。逆に仕事の依頼なんてなくなっちゃうよ! ダメってか絶対無理。仕事より先にオレが潰れちゃうって。台風は過ぎ去ったんだ、いつもの生活に戻ろう! よしっ、シャワーシャワー!」ガチャ快斗   「え?」        バタン快斗   「ぇえ!?」
女    「飲むぞーカイトォー!!」快斗   「うそだぁ======!!」夜の街に叫び声が響き渡る女    「うそー! じゃねーよ♪ ハイッこれ!」女、パンパンのバッグを快斗に渡す快斗   「ちょっ、なにこれ」女    「酒だよ酒ぇ」
快斗   「へ!?」女    「カイトと一緒に飲むために買ってきたんだぜぇ♪」快斗   「うわっ、クッサ!」
女    「『クサイ』言わない!」快斗   「ギビ、ガエッダンジャ( キミ帰ったんじゃ )、、、」
女    「帰る? どこに?」快斗   「どこにって、、、(ったく完全に酔っ払ってんなぁ)、どういうつもりだよ」
女    「祝い酒に決まってんじゃねーか♪」快斗   「……いわい、ざけ??」女    「そっ、アタシとカイトの出会いにさ。 きゃ♪」快斗   「アンタねぇ、、、」女    「『アンタ』じゃない! 『キミ』でもなければ『アンタ』でもない! アタシは、女    「あすかっちゅわん、ヨッ♪ ガバッ?」快斗   「うわぁぁぁっ!」快斗の頭を脇でロックする女
快斗   「ぃ、イタイイタイイタイイタイ、、、」女    「気に入ったぜこの部屋! 2人でゆっくりと、愛の巣を造り上げていこうなぁー!」快斗   「ちょ、ちょっと!」        顔が思いっきりオッパイにムギュゥしているが、        それどころではない快斗快斗   「ぅ、うそだ、、、これは夢だ。夢に違いない、、、酔っ払いの女が出てくる夢なんだ…」
女    「さ、飲むぞー!」快斗   「ぐ、ぐるじぃ、、、夢じゃ、ないかも知れ……な……い……」女    「アタシの酒が飲めねーってのかぁ? アンッ!?」ウイスキーの瓶を快斗の口に突っ込むアスカ快斗   「んぐ、んぐぅ、んぐ、ング、、、、、ングゥー!! ッボヘェ! ゲホッゲホッグホッ」女    「なんだよカイトォ、もぅ飲まないのかぁ?」快斗   「こんな飲み方できるかぁ!? ゲホッ、ちょうどいいや、さっきの質問に答えてもらうぞ。」女    「質問? 『行くトコあんのか』って?」
快斗   「ちがっ」ギュゥッ♪快斗   「んぐぅぅぅぅ、、、、」
女    「ないから戻って来たに決まってんじゃんかぁ♪」快斗   「ぢ、ぢがう、、ごご、、、、」
女    「ん?」ロック(少し)解除快斗   「ここのことだよ。」 「だからぁ、」ロック再開快斗   「んごぉっ!」
女    「行くとこないからぁ」快斗   「ドウジャダグデ(そうじゃなくて)」女    「ん?」
        ロック解除 → ぐったり。ドサッ
女    「カイトォ! しっかりしろ! カイトしっかりぃ! 死なないで! カーイートォー!」快斗   「うるさいよ、、、」
女    「カァイィトォ♪(喜)」快斗   「し、死なないから答えてよ、、、」女    「ホントに?」
快斗   「え?」女    「ホントに死なない??」快斗   「当たり前だろ」女    「うんうん(コクコク)♪」
快斗   「何で、」女    「うんうん(コクコク)♪」快斗   「この部屋は、」女    「うんうん(コクコク)♪」
快斗   「キミにとって『ひとんち』じゃないの、、、」女    「うんうん(コクコク)♪」快斗   「・・・。」
女    「・・・。」2人   「・・・・・・・・・・。」女    「なぁんだぁ、そんなことかぁ♪」快斗   「(―_―;)……教えてくれよ。」女    「・・・。」快斗   「・・・。」女    「……あのね、カイト。」快斗   「な、なんだよ急に神妙になって、」女    「ここはね・・・」快斗   「……うん。」女    「アタシの・・・」快斗   「……うん。」
女    「第2のふるさとなんだよ・・・」   「……ふるさと、」女    「そう・・・。」
快斗   「この部屋が……」女    「この、部屋が……。」快斗   「・・・。」
女    「・・・。」快斗   「そうなんだ、、、女、深く頷き、そして 女    「今日からなぁー!!」
快斗   「え”ぇーーーーーーーーー!?」女    「そっかぁ、カイトはもう飲んでくれないのかぁ。一緒に飲もうと思って、たっくさんたっくさん買ってきたのにぃ、」快斗   「いや、そのくらいなら1週間もあれば飲みきるだろうけどさぁ。で、どういう意味なの、第2のふるさとって、、、」ウルウル。女    「ぅうぅん、あのね、コレだけじゃぁ、な ・ い ・ の……ウフ♪」
        なぜか色違いのマジックを2本握り、かわいらしいポーズの女
快斗   「ウフじゃない! 勝手にマジック持ってかない!(取り上げる)」女    「ぁん、アタシのマジックぅ! いやぁ~ん!」快斗   「イヤンでもない! ったく、どっから持ってってんだこのマジック……あれ、ピンクのマジックなんか持ってたっけ?」        ピンポーン♪女    「来たぁ(ウルウル)♪」男の声  「ハセガワ酒店でーす、配達に来ましたぁ。」
快斗   「ぇ、ちょっ、まさか・・・」女    「エヘッ!」快斗   「エヘじゃない!」ピンポーン♪
快斗   「!?」別の声  「カイトくーん、水野酒店です、お酒持ってきたよー」快斗   「ぁ、はーい、今行きまーす、、、ったく、どんだけ飲むんだアンタは、、、」女    「あー! また『アンタ』って言ったー!」快斗   「そんなこと言ってる場合じゃないよ、、、」ピンポーン♪快斗   「またかぁ、、、今度はどこの酒屋だ!」
女    「お酒だけじゃないモン♪」快斗   「!?」若い声  「羽柴寿司だよー、カイト君いるー。」
快斗   「だぁーーーーーーーーーーーーーーーー!!」エレベーターまで続く外廊下には八百屋・魚屋・鰻屋・寿司屋・そば屋・ピザ屋ラーメン屋・駄菓子屋・薬屋・電気屋・生活雑貨屋などなど、ご近所さんで鮨詰め状態   「ちょ、ちょ、ちょっと待ってちょっと待って!なかなか開かないドアから、途中挟まれながらもやっとの事で身体を出し切ると、端っこのエレベ
        ーターが開き声    「あ、カイトくーん、頼まれたダブルベッド持ってきたよー。」
全員   「だ、ダブルベッドォーーー!?」ざわめき始めるマンションの廊下……酒屋   「いやー、奥手奥手と思ってたけどカイト君、やっとかい。」寿司屋  「おめでとー!!そういうことなら今日はオゴリだ、タンと食え!」
蕎麦屋  「おぅ、こっちもだ!」薬屋   「好きなだけ使っていーぞぉ!」
快斗   「ちょっと待って、待ってぇ!わかった、わかったからみんな、ちょっと落ち着いて!」周りを制している快斗
        手に握られたマジックに気づく快斗   「ん??」ご近所さんが急に静かになり、みんな満面の笑み
快斗   「ぇ?? ……ぇえ!?」快斗を囲んでいる人達の目はとても輝いている。そのキラキラした目は快斗ではなく、
快斗の背後に向けられている。そこには確か、表札があったはずだ。
快斗   「……        おそるおそる振り向く快斗桐嶋 快斗桐嶋 あすか? 
快斗   「ぅ、ぅうわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」マジックの 憎しみ募る   握力よ  生まれてこのかた  みたことはなし(第001話『謎の女』 完。)