アトピー性皮膚炎の患者様の気をつける事
アトピー性皮膚炎の悪化を繰り返している
ということは、症状がひどいときだけ薬を使
用し、症状が改善すると薬の使用をやめ、スキンケ
アもきちんとなされていない、ということはない
でしょうか。
最近、ボディシャンプーを使用される人が多い
のですが、ポンプ式の場合、洗い桶にお湯と1回
押した少量の洗浄剤を入れてよく泡立て、泡で
汚れを包み込むように洗います。
タオルに直接3回ぐらい押した量を使用するなど、
ボディシャンプーの使用量が多すぎることが
乾燥肌を引き起こすと問題にされています。
その量にも注意してください。
さらに気をつけたいのが入浴剤です。イオウを
含む温泉の素などの入浴剤はかえって皮膚を乾燥
させてしまうので、避ける必要があります。
アトピー性皮膚炎の人だけでなく乾燥肌の人の
場合、保湿効果を謳った入浴剤を選んでください。
次に大切なのは保湿です。強い日差し、汗、
冷房と、夏は肌にとっても苛酷な季節です。
アトピー性皮膚炎の人は表皮の構造がしっかり
していないため、角質層の水分が出ていきやすい
ので特に注意が必要です。
入浴後の皮膚が最も潤っているとき、お風呂から
上がって肌がしっとりしている10分以内(できれ
ば5分以内)に保湿剤を使用するとよいでしょう。
保湿剤としては、クリームやローションタイ
プ等、べとつきの少ない保湿剤を選んで、しっかり
ケアをすることが大切です(乾燥しやすい冬は
クリームや油脂性基剤の軟膏で)。
紫外線は免疫力を弱めるので、アトピー性皮膚
炎の人によいのではないかといわれたりしますが、
やはり皮膚を乾燥させたり、汗が出たり、さらに
日焼けはシミやしわなどに関係しますから避ける
べきでしょう。
日傘やつばの広い帽子で、眼にも紫外線が当た
らないようにし、長袖の洋服や襟があるもので
紫外線を防御します。しかし、紫外線の散乱光や
反射光の影響を避けるためには、サンスクリーン剤
が必要で、アトピー性皮膚炎の人にはノンケミカ
ルのものがお勧めです。
実際の塗布方法は、手のひらにサンスクリーン
剤を取り、顔や腕など塗る部位に何ヵ所かに分け
て置き均一に塗り延ばしていきます。最初に皮膚の
上に置くことによって、塗り忘れや塗りむらを避け
ることができます。
汗の拭き方はこすらないで、ハンカチで押える
程度にします。