小 児 喘 息
気管支がいつも炎症を起こしているためにとても過敏になり、ちょっとした刺激で気管支が収縮し、空気の通り道(気道)が非常に狭くなって、呼吸が苦しくなる病気です。ヒューヒュー、ゼイゼイという音が胸やのどから聞こえ、せきも出ます。この発作はくり返し起こり、数時間から数日続くこともあります。ひどいときには横になっていられず、座って呼吸をしなくてはならなくなったり、チ
アノーゼ(唇や爪が青紫になる)を起こすこともあります。
ほとんどは成長するにしたがって症状はおさまりますが、一度おさまって再発する場合や、大きくなっても発作を起こすこともあります。
◎どうして起きるの
気管支ぜんそくのほとんどは、アレルギー反応によって起こっていると考えられています。アレルギー反応とは、ある特定の物質に身体が過敏な反応を示すことで、その物質(アレルゲン)は、人によって違います。気管支ぜんそくのアレルゲンの代表的なものは、空気中にあるダニ・カビ・ほこり・ペットの毛・花粉など。また、ソバや小麦粉、魚介類、野菜などの食べ物や薬品で起こることもあります。これらのアレルゲンが体内に入ると、気管支の筋肉が収縮して気道が狭まるという反応を身体が起こしてしまうのです。
一部には、アレルギー反応ではなく他の要因によって同じような反応を起こし、気管支ぜんそくの症状が出る人もいます。
◎過敏になっている気管支
ぜんそくの人の気管支はいつも炎症が起きている状態なので、少しの刺激にも過敏に反応するようになります。すると、アレルゲンだけでなく、冷たい空気や煙、香水、大気汚染、激しい運動、ストレスなど、さまざまな刺激で発作を起こすようになります
◎ 原因を突き止めよう
ぜんそくを起こしているものは何かを明らかにすることで、的確に対策を立て、治療を行うことができます。検査には、血液検査(アレルギーの有無やアレルゲンを調べる)、皮内反応検査(アレルゲンと思われるものを注射して反応を調べる)、誘発試験(原因と思われる物質を吸入して反応を調べる)などがあります。
◎ 治療方法は
気管支ぜんそくの治療には、①発作が起きそうなときや起こしたときにそれを鎮めるための治療と、②普段の生活の中で発作を予防する治療があります。
気管支の炎症を止める薬(抗炎症薬)や、気道を拡げる薬(気管支拡張薬)、アレルギーを抑える薬(抗アレルギー薬)などを、患者さんそれぞれの状態に応じて最も効果的に働くように使います。
◎ 家庭で注意することは
ぜんそくの原因となったり、発作をひき起こす要因となるものを、できるだけ生活の中から排除しましょう。
●部屋の掃除をこまめにして、ほこりやダニなどをできるだけ残さないようにしましょう。
●布団にも直接掃除機をかけ、シーツやカバーをこまめに取り替えましょう。
●犬や猫などのペットを飼うのは避けましょう。
●室温の変化や換気に注意しましょう。
●市販のかぜ薬の中には、ぜんそくをひき起こすものがあるので注意しましょう。
●市販のかぜ薬の中には、ぜんそくをひ●発作を。 ●発作を起こしたときの処置の仕方を、かかりつけの医師に普段からよく相談しておきましょう。 治療薬でおさまらない場合は、命にかかわることもあります。どのようなときに病院へ運べばよいのか、よく理解しておきましょう。