しかし、それでいいのだろうか。「買ってもらえる」は、必要であって、本当のところは、「買ってもらったひとが、笑顔になる」がコピーの大目的なのじゃないだろうか。
ひとによっては異を唱えたくなるかもしれない。けれど、少なくともぼくは、こう思っている。「買ってもらったひとが、笑顔になる」
CMについてもそう。「買ってもらえるか」に終始してしまうのは悲しい。CMって、いちばん子供に影響の大きいものだから、教育的側面を考慮して、「流行っていても、耳障りな言葉は使わない」をぼくは貫きたい。
一回でも美しく、綺麗な言葉を、多くのひとに聞いてもらいたいと思っている。それで、笑顔になってもらいたい。
コピーライターが売るのは、感情。見えないものまで乗せなければ、明日など、見えない。音速を超える、一本のコピー。