【NHK 日曜討論】ありがとうございました。
銀行がたった数日で突然死に至ったことが驚きではありますが。誰もがSNSに慣れ親しむ社会において、信用不安の拡大スピードは速まっています。金融・経済は通常であれば利益を追及するという合理的な仕組みで動いています。しかし、経済が破綻に至る最後の最後は「人の心」に「不安という火が放たれた時」です。不安という心の問題です。合理的には説明し尽くせない「信用不安」が社会の仕組み自体を最後は壊していく可能性があります。SNSが普及したがゆえに、自分たち一人一人の行動や発言によって、私たちの大切な社会を自分たちで壊してしまうこともあり得るとも感じています。だからこそ、リスクを適正に認識し、どのように対策をすべきなのか、仕組みが壊れないように規制を強化する必要性を伝えていくことの重要性を感じています。
NHK「日曜討論」に出演にあたり、自分なりに頭の整理をし、言葉をひらたく、専門用語を使わずに、専門的な内容を話すことを、どう工夫したらいいのか。時間をかけて準備しました。その一部をnote に記載させていただきます。
あらためて日本金融経済研究所としての見解を文章としてメッセージを残したいと思います。
米銀行破綻後の世界経済の見通し【1】(対策編)
米銀行破綻後の世界経済の見通し【3】(日本編)
危機やリスクを専門家だけの議論に留めずに、だれもが分かりやすくアクセスできることがこれからの時代、特に大事だと思っています。
ご参考にしていただければと思います。
これらの論点をまとめます。
1.アメリカの相次ぐ銀行破綻はなぜ起きたのか
2.なぜ事前にリスクを見抜けなかったか
3.銀行破綻が広がる可能性
4.米 信用不安はどこまで ノンバンク系
5.米経済の見通しと日本経済
馬渕 磨理子