ソフトバンクG決算発表を拝見して✍️


「AI革命」「金の卵を生むガチョウ」
一色でした。


自動運転への言及をもう少し期待していましたが、ほとんど言及せず、孫社長にとって、自動運転も「AI革命」の一部であるという印象を受けました。

決算が良かったこともあり、あらためて、「孫社長ワールド」が炸裂した内容となっていました。


2020年4~12月期の連結決算は、純利益が前年同期比6.4倍の3兆551億円と同期間で過去最高。


これを受けて、
孫社長は、たかが3兆円で有頂天にはならない。
まだまだだ。とも話していました。


◆今日の決算はビジョンファンドの回復が1つのテーマです


世界的な株高を追い風にビジョンファンドの運用成績が改善。

また、配車サービス大手のウーバーやアメリカの料理宅配サービスのドアダッシュなど、投資先の企業の株価が上昇したことなどが利益を大きく押し上げています。


◆そこで、決算発表では
「ソフトバンクGがいったい何の会社」なのかについて、孫社長が言及。

ソフトバンクGは「投資会社」ですが、
金の卵を産み続けるガチョウに例えて
「AI革命」に特化した「製造業」であるとも述べました。


ソフトバンクGの過去の投資先企業のうち、15社がIPOをし、ようやく収穫の時期に入ってきている。今、ビジョンファンド1(92社)、ビジョンファンド2(39社)、ラテンアメリカファンド(33社)計164社がソフトバンクGという、ガチョウのお腹の中にはいり、ここから、金の卵が次々と生まれるとしています。


◆投資はリズムだ!として、チャイコフスキーの音楽を流して、リズムよく、金の卵が生まれる様子を披露しました。



この先、ビジョンファンドから、毎年10~20社のIPO企業が出るイメージ。


なぜならば、「アーリー」ではなく、「レイター期」の企業に投資しているため、リターン時期も早く、確率も高い。

今後は、ビジョンファンドを通じて誕生した「金の卵を」日本にも投入していく。


「米ヤフー」を日本に持ってきた、また、アリペイのビジネスモデルを「ペイペイ」として持ってきたように、日本に合うユニコーン企業を、今後、20-30社は日本に投入していく意気込みを話していました。


私たちにとって、生活に「豊かさ」「便利さ」を感じるサービスが上陸することは楽しみ。

◆今、一番やりたいことは「AI革命」のみ。

GDPに占める割合は、広告は1%、小売産業は10%にしか過ぎず、そこで、ゲームチェンジャーになった企業が世界で時価総額上位を取っているわけですが。「AI革命」はそれよりも、大きな産業で、メディカル、創薬、自動運転、教育、仕事の効率化、全てに通じるもの。

ここに全てを注ぐ。AI革命という構造変化の好機を絶対に、ものにする意気込みが伝わってきました。

お疲れ様🥚🥚🥚🥚🥚



馬渕 磨理子