第二章 強さとは何か 三話
本当の家族じゃない場合、それが一番楽だと思った。
良い子にしてよう。怒られないように生きよう。言われた事は何でもできるようにしよう。
そうして、俺の夢と心は消失された。
「それを取り戻すのは社会人になってからだったが、それはまだお楽しみに。」
時は戻るが、そんな空っぽになった俺の唯一の楽しみがアニメだった。
その時はまだアナログ世代で、番組表は新聞等で調べなければいけない時代だ。
クラスメートに話を合わせて、変に目立たないようにするにはある程度の情報は必要だったからだ。
この頃は、俺がもし血の繋がらない家族で天涯孤独だったとして。
生きる理由が母親が死ぬまでで、もし死んだときは追いかけるつもりだった。
だが、俺の価値観は変わったのだ。
ジャンプで連載されていた「NARUTO」をテレビのアニメで初めて見たのだ。
当時の俺には衝撃的だった。
主人公は小学生位の年齢?で両親が居ないのだ。ましてやライバル?キャラの方も両親が居ないと来たものだ。その二人の姿は、当時の俺を勇気づけてくれるには最高の出会いだった。
当時は両親が居ない主人公の作品が多かった印象があるが…まぁ、細かいところは置いといて
天空の城ラピュタのパズーも両親が居ないので、そういう世界のヒーロー達が俺の心の支えにもなったのだ。
そして、何も考えないのではなく、一人でも生きていく為の事は全て学ぼうと、生きる強さを教えてくれたのだった。
だが、俺の人生の平穏はすぐに崩れ落ちていくのだった...
第二章 四話に続く